日当たりシミュレーション(冬至で確認)とは
ひあたりしみゅれーしょんとうじ
夏に見た土地は冬に化ける。太陽高度31度の冬至で検証する。
日当たりシミュレーションは、「冬至の太陽」で土地と間取りを検証する手法です。夏に見学した土地は、冬に化けます——夏の太陽高度は約78度、冬至はわずか約31度(東京付近)。低い冬の太陽は隣家に簡単に遮られ、「夏は日当たり良好だった土地」の1階が、冬は一日中日陰ということが実際に起きます。
なぜ冬至で見るのか
- 冬至(12月22日頃)は太陽が最も低い日。この日に日が入るなら、一年中日が入ります
- 太陽高度31度のとき、高さ6mの隣家(2階建て)の影は約10m伸びます——南隣との距離が10m未満なら、1階の窓は影に入る計算
- 夏や春の内見の印象は、冬の現実を保証しません
検証の方法
- ① 住宅会社に依頼: 「この土地+この間取りで、冬至の10時・12時・14時の日照シミュレーションを出してください」。設計ソフトで隣家の高さまで入れた日影図が出せます
- ② 現地でアプリ: 太陽軌道アプリ(AR表示)で、冬至の太陽の通り道と隣家・電柱の関係をその場で確認。土地の内見の必携ツールです
- ③ 手計算の目安: 南の建物の高さ×1.7倍≒冬至の影の長さ(東京付近)。「南隣の2階建て(6m)から10m離れれば1階に日が入る」と覚えておくと現地で概算できます
結果の活かし方
- 1階に日が入らない土地でも、吹き抜け・高窓・2階リビングで光は採れます(それぞれ別項参照)——「買わない」ではなく「設計で解く」判断材料に
- 将来の変化も織り込む: 南の空き地・平屋・古家は、いずれ2階建てに変わる前提でシミュレーションを(隣の空き地の項参照)
- 日当たりは価格に織り込まれています。「冬の日照×価格差」を数字で比較できれば、土地選びの精度は一段上がります。
よくある質問
Q.日当たりシミュレーションは誰に頼めばいいですか?
A.検討中の住宅会社に「この土地に建てた場合の冬至の日照シミュレーションを出してください」と依頼するのが基本です。多くの設計ソフトに日影計算の機能があり、対応できる会社なら1週間程度で図が出てきます。対応できない会社は、それ自体が設計力の判断材料になります。
Q.現地でも日当たりは確認できますか?
A.できます。太陽の位置がわかるスマホアプリ(サンサーベイヤー等)を現地で使えば、冬至の太陽の軌道と隣家の影の関係をその場で確認できます。土地の内見時の必携ツールです。
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