追い焚きと高断熱浴槽とは
おいだきとこうだんねつよくそう
家族の入浴時間がバラバラなら追い焚き、揃うなら高断熱浴槽で足りる。
追い焚きと高断熱浴槽は、「冷めた湯をどうするか」への2つのアプローチです。追い焚きは「温め直す設備」、高断熱浴槽は「冷めない浴槽」——どちらを主役にするかは、家族の入浴時間が揃うかバラバラかで決まります。当たり前に付けていた追い焚きを、あえて見直す家庭も増えています。
高断熱浴槽の実力
- 断熱材で包まれた浴槽+断熱風呂ふたで、4時間で湯温低下2.5度以内(JIS基準)が目安
- 家族が2〜3時間以内に続けて入る家庭なら、追い焚きなしでも実用上困りません
- ユニットバスのオプションとして数万円——費用対効果はトップクラスの定番装備です
追い焚きの価値と代償
- 価値: 入浴時間がバラバラな家庭(残業・部活・シフト勤務)の救世主。翌日の「沸かし直し」も可能
- 代償: ①設備費+3〜5万円、②配管の衛生管理(湯垢・雑菌。月1回の配管洗浄が推奨)、③使える入浴剤の制限(にごり系NGなど)、④配管分の熱ロス
- エコキュートの場合、追い焚きはタンクの熱を消費するため効率はやや落ちます(高断熱浴槽+自動たし湯の方が省エネなことも)
選び方のフレーム
- 入浴時間が揃う家庭 → 高断熱浴槽+自動保温で十分。追い焚きなしのシンプル構成も合理的
- バラバラな家庭 → 追い焚きの価値大。配管洗浄の習慣とセットで
- 迷ったら: 追い焚き付きにしておく選択が多数派ですが、「なぜ付けるのか」を一度考えるだけで、設備の棚卸し力が上がります
あわせて考えたい浴室の省エネ
高断熱浴槽・風呂ふたの活用・家族が続けて入る習慣——この3点だけで給湯費は月数百〜千円変わります。「お湯を作るコスト」(給湯器の項参照)と「冷まさない工夫」はセットで設計しましょう。
よくある質問
Q.追い焚きなしの家は不便ではないですか?
A.家族の入浴時間が2時間以内に収まる家庭なら、高断熱浴槽(4時間で2.5度しか下がらない)+自動保温で不便はほぼありません。入浴時間がバラバラ(帰宅が遅い家族がいる)なら追い焚きの価値が生きます。生活パターンで決める設備です。
Q.追い焚きは不衛生と聞きましたが本当ですか?
A.追い焚き配管には湯垢や雑菌が溜まりやすく、定期的な配管洗浄(市販洗浄剤で月1回程度)が推奨されます。入浴剤の種類も制限されます。「配管のメンテナンスとセットの設備」と理解して採用してください。
あわせて読みたい用語
マイホームスターターでは、年収から総予算を逆算して、土地・建物・諸費用の バランスを無料でシミュレーションできます。
無料で総予算をシミュレーションする