レンジフード(換気扇)とは
れんじふーどかんきせん
掃除のしやすさで選ぶ時代。同時給排と整流板がキーワード。
レンジフード(換気扇)は、調理の煙・油・においを排出する台所の肺です。選び方の合言葉は「掃除のしやすさで選ぶ時代」。吸引力はどの機種も実用十分になったため、差がつくのは手入れの手間と、高気密住宅での給気との連携です。
形式と機能
- シロッコファン+整流板が現在の標準形。整流板(下面の板)が吸い込みを整え、拭き掃除も楽
- フィルターレス・自動洗浄機種: 油を溜めて捨てるだけ・ファン掃除10年不要をうたうモデルが人気。+5〜10万円で「年1回の憂鬱な大掃除」が消えるなら、掃除嫌いには最高の投資
- 連動機能: IH・ガスコンロの点火と連動して自動運転。消し忘れ防止に有効
高気密住宅での重要ポイント: 同時給排
- レンジフードは家の中で最大の排気装置(強運転で24時間換気の数倍)。高気密の家で回すと室内が負圧になり、ドアが重い・給気口が鳴る・換気バランスが崩れる現象が起きます
- 解決策は「同時給排型」——排気と同時に専用ダクトで外気を取り込む方式。C値1.0以下を狙う家では実質必須の仕様です。会社に「レンジフードは同時給排ですか?」と確認を
設置の実務
- 位置と身長: フードの高さは法規と使い勝手のバランス。背の高い人は頭をぶつけない設定に
- ダクト経路: 外壁までの距離が短いほど効率的。アイランドキッチンは天井内ダクトが長くなりがちで、機種・音・コストに影響
- におい対策の限界: どんな高級フードでも、開放的な間取りではにおいは多少回ります。焼肉・揚げ物が多い家庭は、間取り側(セミクローズドキッチン)との合わせ技で考えるのが現実的です(独立キッチンの項参照)
よくある質問
Q.レンジフードの掃除はどれくらい大変ですか?
A.普及型は2〜3か月ごとのフィルター洗浄+年1回のファン清掃が目安です。近年は「フィルターレス+自動洗浄」機種が登場し、10年間ファン掃除不要をうたうモデルも。掃除嫌いなら、ここへの投資(+5〜10万円)は満足度が高い部類です。
Q.高気密住宅では換気扇を回すと不具合があると聞きました
A.高気密の家で大風量のレンジフードを回すと、室内が負圧になり玄関ドアが重くなる・給気口から音がするなどの現象が出ることがあります。対策は「同時給排型」(排気と同時に外気を取り入れる)レンジフードの採用です。高気密住宅では実質必須の仕様と考えてください。
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