省令準耐火構造とは
しょうれいじゅんたいかこうぞう
火災に強い仕様の基準。火災保険料が約半分になる。
省令準耐火構造は、火災に強い仕様の木造住宅として住宅金融支援機構の基準を満たした構造です。最大の実利は火災保険が「T構造」(鉄骨並み)になり、保険料が半額近くになること——防火性能と保険料、二重に効く「知る人ぞ知る仕様」です。
仕様の中身(3つの考え方)
- 外部からの延焼防止: 屋根・外壁・軒裏の防火性能
- 各室防火: 石膏ボードの被覆で「火を部屋に閉じ込める」(燃え広がりを遅らせ避難時間を稼ぐ)
- ファイヤーストップ: 壁内・天井裏の火の通り道を枠材で区切る——2×4工法(別項)は構造的にこれを満たしやすく、標準で省令準耐火の会社も多い
保険料への実利(ここが人気の理由)
- 火災保険の構造区分: H構造(一般木造)→T構造へ——保険料が40〜50%下がるケースも(火災保険の項参照)
- 35年分の差額は数十万円規模。追加工事費(数十万円)と相殺してもプラスになりやすい投資です
- 地震保険も連動して安くなります
検討時の注意
- 内装の制約: 石膏ボード被覆が原則のため、梁あらわし・板張り天井などの「木を見せる意匠」に制約が出ます——自然素材の家(別項)への憧れとはトレードオフの関係。部分的な両立は設計次第なので要相談
- 対応の可否・追加費用は会社ごとに確認を(2×4系は標準のことも)
- 「省令準耐火にした場合の保険料試算」を保険見積もりで比較すれば、投資判断は数字で完結します
防火・保険・(準防火地域なら法規対応)——「火」に関わる三つの財布に同時に効く仕様として、見積もり時の検討リストに載せる価値があります。
よくある質問
Q.省令準耐火にすると保険はどれくらい安くなりますか?
A.火災保険の構造区分がH構造(一般木造)からT構造(鉄骨並み)になり、保険料が半額近くになるケースもあります。35年分の保険料差は数十万円規模——追加工事費(数十万円)と相殺してもプラスになりやすい、実利の大きい仕様です。
Q.省令準耐火のデメリットはありますか?
A.①追加費用(石膏ボードの強化等で数十万円)、②室内の木の現し(梁見せ・板張り天井)に制約が出る、③会社によっては対応外、の3点です。「木をあらわしにした内装」への憧れが強い人は、意匠との両立を設計者と相談してください。
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