カーポート・ガレージとは
かーぽーとがれーじ
屋根付き駐車スペースの選択肢。後付けより新築時計画が有利。
カーポートは、柱と屋根だけの屋根付き駐車スペースです。「雨の日の乗り降り・霜取り・鳥フン・紫外線」から車と家族を守る、外構の人気設備——ただし建ぺい率・確認申請・積雪風圧という法規と構造の話が絡むため、「後付けで適当に」ではなく新築時の計画が正解です。
タイプと費用
- 片側支持(1台用): 20〜35万円。最も普及。柱が片側のみで乗り降りしやすい
- 両側支持(2台用): 40〜80万円。積雪・強風地域は両側支持+耐積雪タイプを
- シャッター付きガレージ(独立): 150万円〜。盗難・いたずら対策と趣味空間
- ビルトインガレージ: 建物と一体(別項参照)
法規の注意(知らないと危ない)
- カーポートは建築物です: 原則、建築面積に算入(開放性の条件で端から1m緩和)され、確認申請の対象にもなり得ます
- 建ぺい率いっぱいの計画では、カーポート分でオーバー=違反建築になることも。新築の配置計画と同時に検討するのが正しい順番です
- 後付けで無申請、が実態として多い分野ですが、売却時・是正指導のリスクは知った上で判断を
設計の実務
- サイズ: 車の全長+前後の余裕、幅は乗り降り(ドア開き)込みで。将来の車の買い替え(大型化・EV)も見込んで一回り大きく
- 柱の位置: ドアの開閉・自転車の通り道と干渉しないか。除雪・強風地域は耐積雪・耐風グレードの選定を
- 屋根材の色: 熱線遮断ポリカーボネートなら夏の車内温度がかなり違います
- EV充電コンセントとの位置関係(別項参照)、照明・人感センサーもセットで計画すると夜の使い勝手が段違いです
雨の日、子どもを抱えて濡れずに乗り降りできる——カーポートの価値は毎日のこの一瞬に宿ります。外構予算(別項)の配分でも優先度の高い設備です。
よくある質問
Q.カーポートは建ぺい率に入るのですか?
A.柱と屋根のあるカーポートは原則、建築面積に算入されます(一定の開放条件で端から1mの緩和あり)。建ぺい率に余裕のない敷地では計画段階での確認が必須です。「あとで勝手に付ければいい」は、法的にはグレーな慣行だと知っておいてください。
Q.カーポートと車庫(ガレージ)、どちらがいいですか?
A.費用が全く違います(カーポート20〜60万円、シャッター付きガレージ150万円〜、ビルトインガレージはさらに上)。雨・霜・鳥フン対策ならカーポートで十分、盗難対策や趣味空間まで求めるならガレージです。目的の切り分けで自然に決まります。
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