相見積もり比較表の作り方とは
あいみつもりひかくひょうのつくりかた
総額・性能・含まれる範囲を同じ物差しで並べる。表にすると迷いが消える。
相見積もり比較表は、各社の見積もり・性能・条件を「同じ物差し」で並べる一枚の表です。見積書は会社ごとに書式も範囲もバラバラ——そのまま眺めても比較になりません。表にする作業そのものが、各社の差と自分の迷いを可視化してくれます。
比較表の5グループ(縦軸)
- ① お金: 本体価格/付帯工事/諸費用/実質総額/坪単価(総額÷延床で自分で再計算)/含まれないもの
- ② 性能: UA値/C値(実測か)/耐震等級と計算方法/断熱材と厚み/窓の仕様(メーカー・型番)
- ③ 仕様: キッチン・浴室・トイレのメーカーとグレード/床材/外壁材とメンテ周期
- ④ 保証・体制: 瑕疵保険/独自保証の年数と条件/定期点検/完成保証/現場監督の担当棟数
- ⑤ 定性評価: 担当者の信頼度/提案の質/実例を見た印象——5段階の数字にして記録(記憶は混ざります)
作り方のコツ
- スプレッドシートで横に会社、縦に項目。夫婦で共有し、打ち合わせのたびに更新
- 空欄は各社に埋めてもらう: 「比較のためこの表の空欄を教えてください」と渡してよい。回答の速さ・正直さも評価情報になります
- 金額は「同じ延床・同じ性能水準」に条件を揃えて依頼した見積もりで(条件が違う金額を並べても無意味です)
表の読み方
- 総額の差は「仕様の差か、利益構造の差か」を必ず確認(安い理由・高い理由を各社に説明してもらう)
- 性能の欄が埋まらない会社は、その時点で判断材料になります
- 点数の合計で機械的に決める必要はありません。表の役割は「見落としをなくし、決断の理由を言語化する」こと——最後の決め手が「担当への信頼」でも、それは表を踏まえた立派な結論です
比較表は面倒に見えて、実は時間の節約装置です。1枚の表が、堂々巡りの夫婦会議を「あとはここだけ決めよう」に変えてくれます。
よくある質問
Q.比較表はどんな項目を入れればいいですか?
A.①実質総額(本体+付帯+諸費用)、②性能(UA値・C値・耐震等級と計算方法)、③標準仕様(窓・断熱材・設備のメーカー型番)、④保証・アフター、⑤担当者の信頼度、の5グループが骨格です。この表を各社に見せて空欄を埋めてもらうのも有効です。
Q.A社は見積もりが細かく、B社はざっくりで比べられません
A.「同じ物差しに揃える」のが比較表の役割です。B社に「A社と同じ粒度で、この項目を埋めてください」と依頼しましょう。応じられない・渋る場合、その粒度の粗さ自体が契約後の追加費用リスクのサインです。
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