収納計画(収納率)とは
しゅうのうけいかく
収納は量より配置。使う場所の近くに作るのが鉄則。
収納計画の鉄則はひとつ——「量より配置。使う場所の近くに作る」です。「収納はたっぷり」と要望して大きな納戸を作ったのに、日々の物はリビングに溢れる…という失敗は、収納の総量ではなく配置の設計が抜けていたことが原因です。
「使う場所の近く」の具体例
- 玄関: 靴だけでなく、コート・ベビーカー・外遊び道具・宅配の受け取り物。土間収納があると玄関が生き返ります
- リビング: 書類・薬・文具・掃除道具・子どものおもちゃ。リビングの近くに1か所ないと、必ず物が滞留します
- 洗面・脱衣: タオル・下着・パジャマ・洗剤ストック。ここに家族の下着が収まると、洗濯動線が劇的に短くなります
- キッチン: 食品ストックはパントリー(1畳でも効果大)。ゴミの一時置き場も設計段階で
- 廊下・階段下: 掃除機・季節物・防災備蓄の定位置に
計画の手順
- ① 今の持ち物の不満を書き出す(溢れている場所=収納が足りない/遠い場所)
- ② 新居で「どの部屋で何を使うか」を書き、その部屋か隣に置き場を確保
- ③ 奥行きに注意: 深すぎる収納(奥行き80cm超)は手前しか使われません。衣類60cm・本や小物30〜45cmが使いやすい
- ④ 可動棚を多用する。持ち物は変わり続けるので、棚板を動かせることが最強の将来対応
やりすぎ注意
収納を増やすほど居室は狭くなり、坪単価分のコストもかかります。「収納率12〜15%+使う場所への分散配置」を基準に、量と配置のバランスを取りましょう。ファミリークローゼットやウォークスルー収納など、動線と一体化した収納は別項も参考にしてください。
よくある質問
Q.収納率はどれくらいあればいいですか?
A.延床面積の12〜15%が一般的な目安です。ただし収納率が高くても「使う場所から遠い収納」は機能しません。率はチェックの入口程度に使い、実際は持ち物リストと置き場所のマッチングで検証しましょう。
Q.ウォークインクローゼットは作るべきですか?
A.通路分の面積を食うため、同じ面積なら壁面クローゼットの方が収納量は多くなります。中で着替える・見渡したい人にはウォークインの価値があります。「歩ける収納」が欲しいのか「量」が欲しいのかを先に決めましょう。
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