玄関収納・土間収納とは
げんかんしゅうのうどましゅうのう
靴以外の「外のモノ」の置き場。広さより出入りのしやすさ。
玄関収納・土間収納は、「外で使うモノ」の置き場です。靴だけではありません——ベビーカー・傘・レインコート・アウトドア用品・スポーツ用品・工具・灯油・段ボール。これらの「家に入れたくないが外にも置けないモノ」の行き先を作ると、玄関は勝手に片付きます。
収納する物から逆算する
- 毎日: 家族の靴(1人5〜10足×人数)・傘・鍵・マスク・宅配ハンコ
- 週次: ベビーカー・子どもの外遊び道具・部活道具・買い物カート
- 季節: レジャー用品・スタッドレスタイヤ・灯油・季節の靴
- ——リストにすると、必要な棚と床面積が見えてきます。今の玄関周りの「あふれ物」を写真に撮って設計者に見せるのが最速です
型の選択
- オープン型(扉なし): 出し入れ最速・臭いがこもらない・コスト最小。玄関から見えない配置(袖壁)にすれば生活感も隠せます
- 扉付き: 完全に隠せるが、開閉のひと手間で「使われない収納」になるリスクも。使用頻度の高い物には向きません
- ウォークスルー型: 玄関→土間収納→ホールと通り抜ける動線(別項参照)。家族は収納経由、来客は正面からという動線分離が実現し、玄関が常にきれいに保てます
設計の実務
- 可動棚を全面に(棚板ピッチの計画は別項)。土足エリアの床は玄関土間と同じ仕上げで掃除しやすく
- コンセント: 電動自転車のバッテリー・掃除機・DIY工具の充電に1〜2口
- 換気: 靴・雨具の湿気と臭い対策に、換気扇か通風の計画を
- ハンガーパイプ(コート・レインコート)+ベンチ下地もあると日常が滑らかに
1〜2帖の投資で「玄関がいつも片付いている家」が買えます。収納計画(別項)の中でも、費用対効果の高さは最上位クラスです。
よくある質問
Q.土間収納は何帖あればいいですか?
A.1帖でも効果は大きく、2帖あればベビーカー・アウトドア用品・タイヤまで収まります。広さより「扉なしでサッと入れるか」「棚の計画があるか」が使い勝手を決めます。ウォークスルー型にするなら+0.5帖の通路分を見込んでください。
Q.土間収納は臭いや湿気がこもりませんか?
A.靴・雨具を置く場所なので、換気計画(換気扇・通風窓・24時間換気の経路)を設計段階で入れるのが正解です。扉なしのオープン型は臭いがこもりにくい利点もあります。除湿剤や珪藻土マットは運用面の補助です。
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