坪庭・ライトコートとは
つぼにわらいとこーと
1〜2坪の小さな庭で光と緑を採り込む。廊下・浴室・玄関が変わる。
坪庭・ライトコートは、1〜2坪の「小さな囲われた庭」です。広い庭の縮小版ではありません——窓で切り取る一幅の絵・家の奥に光を落とす井戸として機能する、日本の住宅が磨いてきた空間の知恵です。
坪庭が効く場所
- 玄関ホールの正面: 扉を開けた瞬間の「見せ場」に(玄関の広さの項参照)——地窓・FIX窓越しの緑は最高の出迎えです
- 廊下・階段の突き当たり: 行き止まりの壁が「景色」に変わる
- 浴室の外: 視線を切った露天風呂感覚(浴室の窓の項参照)
- 家の中心部(ライトコート): 密集地・奥行きの深い家で、中央に光を落とす井戸として——中庭(前項)の最小版です
作り方の作法
- 小さく、密度で: 常緑樹1本(ソヨゴ・ハイノキ等)+下草+砂利・景石——要素を絞るほど品が出ます(植栽の項参照)
- 窓とセットで設計: 坪庭は「庭」ではなく「窓から見る絵」。地窓・高窓・FIX(それぞれ別項)のフレーミングまでが設計です
- 照明1灯: 夜の坪庭は下からのライトアップで別世界に(外構照明の項参照)
- 排水・防水(囲われた土間の宿命)と、手入れのアクセス(掃き出しか通用口)だけ実務確認を
コストと価値
1〜2坪+植栽・窓で20〜60万円規模——面積を「部屋」に使うより安く、家全体の質感を一段上げる投資です。「もう1帖の収納」と「一坪の庭」、どちらが暮らしを豊かにするか——間取りの余白の使い道として、選択肢に加えてみてください。
よくある質問
Q.坪庭とは何ですか? どこに作るのですか?
A.1〜2坪ほどの小さな囲われた庭です。玄関ホールの正面・廊下の突き当たり・浴室の外・和室の脇が定番の位置で、「窓越しに切り取られた緑」が家の中に奥行きと季節感を生みます。ライトコート(光庭)として、暗くなりがちな家の中心部の採光役も担います。
Q.坪庭は手入れが大変ではないですか?
A.小さいからこそ管理は楽です。植栽を絞り(常緑1本+下草)、砂利や石で地面を覆えば、水やりと年1回の手入れ程度。照明を1灯仕込めば夜も絵になります。「小さく作って、密度で魅せる」のが坪庭の作法です。
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