中庭・コートハウスとは
なかにわこーとはうす
建物で囲んだプライベートな庭。採光と開放感を外に頼らない設計。
中庭・コートハウスは、建物で囲んだ「外部の部屋」を持つ家です。塀で囲うのではなく建物自体で囲む——視線ゼロの空とつながる空間は、カーテンのいらない暮らし(別項)の最終形。都市の密集地でこそ輝く、内向きの開放感です。
中庭の価値
- プライバシー完結: 中庭に面した大開口は、外から一切見えません——リビングの窓を全開で暮らせる自由
- 光と風の中継点: 密集地でも家の中心から全室へ光を配れる(旗竿地・狭小地の切り札。それぞれ別項参照)
- 安全な外: 道路に飛び出さない子どもの遊び場・ペットの日向ぼっこ・夜でも安心の外気浴(サウナの項参照)——「鍵のかかる屋外」の価値です
形の選択
- コの字: 三方を囲む形。コストと開放性のバランスが良く、現実的な第一候補です
- ロの字: 完全に囲む本格コートハウス。プライバシー最強だが、コスト・排水・断熱の課題も最大に
- L字+塀・坪庭(次項)という軽い階段もあります
代償と設計の勘所
- コスト増: 外壁・窓・基礎の長さが増え、同じ床面積で1〜2割高。断熱的にも外皮が増えて不利(UA値の項参照)——高断熱仕様とセットで初めて快適です
- 排水が生命線: 囲まれた庭は豪雨でプールになり得ます。排水計画(別項)+オーバーフロー対策は設計の必須項目
- 中庭の床(ウッドデッキ・タイル)・シンボルツリー・照明(それぞれ別項)まで含めて「もう一つのリビング」として仕上げる——中庭は「作る」より「使い切る」設計が満足度を決めます。実例のある会社と組んでください。
よくある質問
Q.中庭のある家のメリットは何ですか?
A.①外からの視線を完全に切ってカーテンなしで暮らせる、②密集地でも全室に光と風を届けられる、③防犯性の高い「外」を持てる(子ども・ペットの安全な遊び場)、の3つです。プライバシーと開放感の両立という、都市の家の理想を形にした間取りです。
Q.中庭のデメリット・注意点は?
A.①外壁・窓が増えてコスト増(同じ床面積で1〜2割高)、②断熱面で不利になりやすい(外皮が増える)、③中庭の排水計画が必須(豪雨でプール化させない)、④掃除・メンテの動線、の4点です。「コの字」から始めて、覚悟に応じて「ロの字」へ、が現実的な検討順です。
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