造作家具・造作収納とは
ぞうさくかぐぞうさくしゅうのう
大工や家具職人が現場で作り付ける家具。地震に強く空間に一体化。
造作家具・造作収納は、家と一体で作り付ける家具です。ミリ単位で空間にフィットし、地震で倒れず、内装と同じ素材で溶け込む——「動かさない家具」に限って選ぶのが、コストと満足のバランス点です。
造作の価値
- フィット感: 壁から壁までぴったり・梁下や斜め天井にも対応——デッドスペースゼロの収納力
- 耐震性: 壁・床と一体なので倒れません(家具転倒防止の項参照)——寝室・子ども部屋で特に価値
- 統一感: 床・建具と素材を揃えた造作は、空間の質を一段上げます(インテリアの背骨に)
向く場所・向かない場所
- 造作向き(動かさない家具): テレビボード(壁掛けTVと一体設計。別項参照)・スタディカウンター(別項)・玄関ベンチ・洗面(別項)・壁面収納・ヌックのベンチ(別項)
- 置き家具向き(変わる家具): 子どもの成長で変わる棚・ソファ・ダイニング——ライフステージで買い替える柔軟性が勝ちます
- 中間解: 「造作の枠+可動棚」(別項参照)は、フィット感と可変性の良いとこ取りです
費用と発注の実務
- 相場: TVボード15〜40万円・カウンター5〜15万円・壁面収納20〜60万円——大工造作(現場製作・素朴で安め)か家具工事(工場製作・精緻で高め)かでも変わります
- 予算配分: 全部造作は高くつくため、「毎日目に入る1〜2か所」に絞るのが定石(残りは無印・IKEA等の置き家具で)
- コンセント・配線・照明との一体設計が造作の醍醐味——電気打ち合わせ前に位置を確定させましょう(別項参照)
家具はいつでも買えますが、「家と一体の家具」は新築時だけの選択肢。わが家の「動かさない場所」を見極めて、そこにだけ造作の贅沢を。
よくある質問
Q.造作家具と置き家具、どちらが良いのですか?
A.空間へのフィット感・耐震性(倒れない)・統一感なら造作、価格・柔軟性(模様替え・買い替え)なら置き家具です。「動かさない家具(テレビボード・デスク・洗面)」は造作向き、「変わる家具(子どもの棚・ソファ周り)」は置き家具向き、が使い分けの軸になります。
Q.造作家具はいくらぐらいかかりますか?
A.テレビボードで15〜40万円、デスクカウンターで5〜15万円、壁面収納で20〜60万円が目安です(大工造作か家具工事かでも変わります)。既製品より高い分、ミリ単位のフィットと下地一体の強度が得られます。予算次第で「造作は1〜2か所に絞る」のが現実的です。
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