壁掛けテレビと配線隠しとは
かべかけてれびとはいせんかくし
壁掛けの美しさは「下地+壁内配線」で決まる。新築時の特権。
壁掛けテレビは、「下地+壁内配線」という新築時の仕込みで美しさが決まる設備です。テレビ自体は後から買えますが、壁の中の準備は後からできない——コード一本見えないすっきりした壁は、設計段階の3点セットの賜物です。
新築時の3点セット
- ① 下地補強(前項参照): テレビ+金具で20〜40kg。全面下地にしておくと、サイズ変更・位置調整も自由に
- ② 背面の高所コンセント: テレビの裏に隠れる位置(床から1m前後)に電源+アンテナ端子+LAN(別項参照)。テレビボード用の低い位置にも別途コンセントを
- ③ CD管(配線ルート): 壁の中に通した管で、テレビ背面⇄ボード内のレコーダー・ゲーム機を接続。HDMIケーブルが壁内を通ることで「コードゼロの壁」が完成します(将来の規格変更にも管なら対応可能)
設計の実務
- 高さ: 床から画面中心90〜110cm(ソファの目線でやや見下ろす)が疲れにくい標準。高すぎが最多の失敗——実寸のテープ貼りで検証を
- サイズの将来変更: 10年でテレビは大型化します。下地と配線はワンサイズ上を想定して仕込む
- 周辺との統合: 造作テレビボード・下がり天井+間接照明(それぞれ別項)との組み合わせで「テレビの壁」が空間の主役になります。エコカラット等のアクセント壁との併用も人気(施工順の調整を)
後付けの現実
- 賃貸・既存住宅では壁内配線が難しく、コードモール(露出カバー)での妥協が多い——「新築時の特権」と言われる所以です
- 迷っているなら下地+空配管だけ仕込む(数千円)。壁掛けにしない場合も損はありません
「テレビをどう置くか」は、リビングの壁1面の設計そのもの。家具配置(別項)の初期段階で、掛けるか置くかを決めておきましょう。
よくある質問
Q.壁掛けテレビに必要な準備は何ですか?
A.①壁の下地補強(必須)、②テレビ背面の高い位置にコンセント+アンテナ端子、③壁内のCD管(配線を通す管)でレコーダー類との接続を隠す、の3点セットです。新築時に仕込めば数千〜2万円程度、後からだと壁工事で数万〜十数万円になります。
Q.テレビの高さはどれくらいが正解ですか?
A.ソファに座った目線で「画面の中心がやや下向きに見える」高さ(床から画面中心まで90〜110cm程度)が疲れにくい標準です。高く付けすぎが最多の失敗なので、現在のテレビの見え方を基準に、実寸でマスキングテープを貼って検証するのがおすすめです。
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