アフターサービス・定期点検とは
あふたーさーびす
引き渡し後の点検・保証体制。会社選びの重要な比較軸。
アフターサービスは、引き渡し後の点検・修理・保証の体制です。家は引き渡しからが本番——不具合は必ず出ますし、メンテナンスは30年続きます。「建てるまで」の営業力と「建てたあと」の対応力は別物。会社選びの段階でアフターを比較軸に入れることが、入居後の安心を決めます。
法律で守られている最低ライン
- 構造耐力上主要な部分と雨漏りは、法律で10年の瑕疵担保責任が義務(瑕疵保険とセット)
- 会社が倒産しても、瑕疵保険法人に直接請求できる仕組みがあります
- それ以外(設備・内装・建具など)は会社ごとの保証基準次第——ここに差が出ます
会社ごとの差を見るポイント
- 定期点検の年次と体制: 半年・1年・2年・5年・10年…が標準形。「誰が来るのか」(自社スタッフか外注か)、「不具合対応の速さ」をOB施主に聞くのが最も確実
- 長期保証の条件: 「最長60年保証」の多くは自社の有償メンテ工事が延長条件。条件・費用の実額まで確認を
- 緊急対応: 水漏れ・給湯器故障など「今日困る」トラブルの窓口(24時間か、営業時間内か)
- 地元工務店は「すぐ来てくれる距離感」、大手は「体制の安定」——タイプの違いも理解して比較を
施主側の心得
- 定期点検は無料で直してもらう権利の行使日(別項参照)。不具合メモを貯めて臨む
- 連絡はメール等の記録が残る手段で。「言った言わない」はアフターでも起きます
- 点検・補修の記録は住宅履歴として保管(売却時の信頼材料)
契約前の質問テンプレート: 「点検は何年目まで無料ですか? 保証延長の条件と費用は? 水漏れ時はどこに電話して何時間で来ますか?」——この3問への回答の具体性が、その会社のアフターの実力です。
よくある質問
Q.「保証60年」の会社は本当に60年守ってくれるのですか?
A.多くの長期保証は「自社の有償メンテナンス工事を受け続けること」が延長条件です。10年ごとに数十万〜百万円超の指定工事が前提なら、実質は「メンテ契約付き保証」。無条件の保証年数と、条件付き延長の区別を契約前に確認しましょう。
Q.会社が倒産したらアフターはどうなりますか?
A.構造・雨漏りの10年保証は瑕疵保険で守られます(保険法人に直接請求可能)。それ以外の点検・修理対応は失われるため、会社の存続性も含めてアフター体制を評価するのが現実的です。完成保証・瑕疵保険の加入確認はその意味でも重要です。
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