定期点検の活用法(半年・1年・2年)とは
ていきてんけんのかつようほう
無料点検は「直してもらう権利の行使日」。事前のメモが成果を決める。
定期点検(半年・1年・2年…)は、「無料で直してもらう権利の行使日」です。黙って迎えると「特に問題ないですね」の15分で終わり、準備して迎えると数十か所の補修と家の健康診断が手に入る——成果は事前準備で9割決まります。
標準的な点検スケジュール
- 半年点検: 建具の調整・設備の初期不良など、暮らし始めの微調整
- 1年点検: 初期不具合(床鳴り・クロス)の第一次補修
- 2年点検: 最重要。木材の動きが落ち着き、クロス補修の仕上がりが安定する時期。多くの会社で短期保証(内装・設備)の区切りでもあり、ここを逃すと有償になる項目が多い
- 5年・10年…: 防蟻の再処理(有償)や外装の劣化診断が絡んでいきます
点検を最大化する準備
- 不具合メモを日頃から: 気づいた日付・場所・写真をためておく(初期不具合の項参照)
- 点検前にリスト化して事前送付: 当日の補修部材の準備が変わります
- 自分も一緒に回る: 床下・小屋裏の写真を見せてもらい、「何を見て大丈夫と判断したか」を聞く。次回までの自主チェックポイントも教わる
- 補修の約束は内容と時期をその場で記録(後日メールで確認が理想)
知っておくべき注意点
- 2年点検までが無償補修の山場: 保証書の「短期保証一覧」を入居時に読んで、期限を把握しておく
- 点検の案内が来ない会社もあります。カレンダーに自分で登録し、時期が来たらこちらから連絡を
- 点検を装った訪問営業(点検商法)とは別物です(別項参照)。正規の点検は契約した会社(または指定業者)から事前連絡があります
点検記録は住宅履歴として保管を。「点検を受け、記録が残っている家」は、将来の売却でも評価されます。
よくある質問
Q.定期点検では何をしてくれるのですか?
A.床下・小屋裏・外回りの目視点検と、施主からの申告箇所の確認・補修(建具調整・床鳴り・クロス補修など)が標準です。会社によって深さが違うため、「床下と小屋裏は毎回見てもらえますか?」と確認しておくと安心です。
Q.点検のとき、立ち会いで何をすればいいですか?
A.①事前に作った不具合リストを渡す、②点検者と一緒に回って指摘箇所を直接見せる、③補修の時期と内容をその場で確定し記録する、の3つです。「何もありません」で15分で終わらせず、家の状態を教わる時間として使い倒しましょう。
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