省エネ地域区分(1〜8地域)とは
しょうえねちいきくぶん
全国を8つの気候帯に分類。UA値の基準はこの区分で決まる。
省エネ地域区分は、全国を気候で8つに分けた住宅性能の「前提条件」です。1地域(北海道の厳寒地)から8地域(沖縄)まで——同じ「断熱等級6」でも、求められるUA値は地域で違います。自分の建設地が何地域かを知ることは、性能の話を正しく理解する第一歩です。
区分の概要
- 1〜3地域: 北海道〜東北の寒冷地。トリプルガラス・付加断熱が標準の世界(雪国の家の項参照)
- 4地域: 東北南部・高冷地など準寒冷地
- 5〜6地域: 関東〜九州の平野部の大半。日本の人口の多数派ゾーン
- 7地域: 九州南部など温暖地/8地域: 沖縄(日射遮蔽が主役の別世界)
- 同じ県内でも市町村・標高で区分が分かれます——建設地の市町村で確認を
等級とUA値の関係(例)
- 断熱等級6のUA値基準: 6地域0.46/5地域0.46/4地域0.34/1〜2地域0.28——寒い地域ほど厳しい数字が要求されます
- つまり「等級6の家」という言葉は、地域区分とセットで初めて具体的な性能になります(UA値の項参照)
- 補助金・ZEH・GX等の基準判定も、すべてこの区分が前提です
実務での使いどころ
- 会社との会話の土台: 「ここは何地域で、御社の標準UA値は地域基準に対してどの水準ですか?」——この一問で性能談義の解像度が揃います
- 移住・二拠点の注意: 温暖地の会社が寒冷地に建てる(逆も)場合、地域区分への習熟を確認(雪国の項参照)
- 区分の境目: 5と6地域の境などでは、より厳しい側に合わせた仕様が安全側の設計です
- 夏の基準(日射遮蔽)も地域で変わります——「冬の断熱と夏の遮蔽のバランス」も区分が教えてくれます(夏に涼しい家の項参照)
地域区分は一度覚えれば一生モノの前提知識。「わが家は◯地域」——この一言が言えるだけで、性能のカタログも補助金の要件も、ぐっと読みやすくなります。
よくある質問
Q.自分の市が何地域か、どう調べればいいですか?
A.「市町村名+省エネ地域区分」で検索すると国交省の一覧表が出ます。同じ県でも市町村で区分が違う(標高などの影響)ことがあるため、建てる市町村単位で確認してください。住宅会社なら即答できる基本情報です。
Q.6地域と5地域では家の仕様がどう変わりますか?
A.同じ断熱等級でも求められるUA値が変わります(等級6なら6地域0.46・5地域0.46・4地域0.34など、寒い地域ほど厳しい基準)。窓のグレード・断熱材の厚みが一段変わるイメージです。地域区分は「わが家の性能基準の前提条件」と理解してください。
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