UA値(外皮平均熱貫流率)とは
ゆーえーちがいひへいきんねつかんりゅうりつ
家からどれだけ熱が逃げるかを表す数値。小さいほど高断熱。
UA値(外皮平均熱貫流率)は、家全体からどれだけ熱が逃げやすいかを表す数値です。壁・屋根・窓・床の断熱性能を家1軒分まとめて平均した「家の保温力の成績表」で、小さいほど高断熱。カタログの「高断熱です」という言葉と違い、UA値は会社間で直接比較できる客観的な数字です。
数字の目安(6地域=関東〜九州の平地)
- 0.87(断熱等級4): 2025年からの最低義務。合格点ではなく「不合格ではない」ライン
- 0.60(等級5・ZEH水準): 2030年義務化予定
- 0.46(等級6): これから建てるなら推奨ライン。エアコン1〜2台で家中快適が現実になる
- 0.26(等級7): 最高峰。暖房がほぼ要らない暮らしも視野
寒冷地(1〜3地域)は基準がより厳しくなります。自分の地域区分は「省エネ地域区分」の項で確認できます。
UA値の感覚的な意味
UA値0.9の家と0.45の家では、同じ室温を保つのに必要な暖房エネルギーがおおよそ半分になります。差は毎月の光熱費と、部屋間の温度差(廊下・脱衣室の寒さ)に現れます。
会社選びでの使い方
- 「御社の標準仕様のUA値はいくつですか?」——即答できる会社は性能を設計している会社です
- 「この間取りでのUA値を計算してもらえますか?」——UA値は間取り・窓の量で変わるため、自分の家の計算値をもらうのが最終確認
- UA値だけでなくC値(気密)を実測しているかもセットで質問を。断熱と気密は車の両輪です
UA値は「建てた後からはほぼ上げられない」数値です。予算配分で迷ったら、設備より外皮(窓・断熱)を優先——これが後悔しない鉄則です。
よくある質問
Q.UA値はいくつを目指せばいいですか?
A.6地域(関東〜九州の平地)なら0.46以下(断熱等級6)が推奨ラインです。0.87(等級4)は2025年からの最低義務、0.6(等級5)はZEH水準。数字が半分になれば、逃げる熱もおおよそ半分になります。
Q.UA値が良ければ必ず暖かい家になりますか?
A.UA値は重要ですが3点セットで見てください。①UA値(断熱)、②C値(気密)、③日射のコントロール。UA値が良くてもすき間だらけ(C値が大きい)なら暖気は漏れ、夏の日射を遮れなければ暑い家になります。
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