断熱等級・ZEHとは
だんねつとうきゅう
家の断熱性能の等級と、省エネ+創エネの住宅基準。
断熱等級(断熱等性能等級)は、家の断熱性能を1〜7の等級で表す国の基準です。冬あたたかく夏涼しい家になるか、光熱費がいくらかかるか、さらには家族の健康まで左右する「住み心地の背骨」です。2025年から等級4が全新築の義務となり、家の性能の時代が本格的に始まりました。
等級の現在地(6地域=関東〜九州の目安)
- 等級4(UA値0.87): 2025年からの最低義務。「昔よりマシ」レベルで、冬の廊下・脱衣室は寒い
- 等級5(UA値0.6): ZEH水準。2030年に義務化予定のライン
- 等級6(UA値0.46): 現在の推奨ライン。エアコン1〜2台で家中が快適になり、冷暖房費は等級4の半分近くに
- 等級7(UA値0.26): 最高峰。無暖房に近い暮らしも視野
断熱に投資すべき3つの理由
- 後から上げられない: 壁の中の断熱材と窓は、リフォームでの強化が最も高くつく部位。新築時が唯一のチャンス
- 毎月回収できる: 等級6の家は冷暖房費が年数万円安く、35年で車1台分の差になることも。住宅ローン控除の優遇枠も大きい
- 健康への投資: 家の中の温度差が減り、ヒートショックのリスクが下がる。「暖かい家への転居で血圧が改善」という研究報告もあります
会社選びでの見方
カタログの「高断熱」ではなく数字で: 「UA値はいくつですか? C値(気密)は実測していますか?」。等級6以上を標準とし、気密測定を全棟実施している会社は、性能への本気度が違います。
よくある質問
Q.断熱等級はいくつを選べばいいですか?
A.2025年から等級4が最低義務、2030年には等級5への引き上げが予定されています。これから建てるなら等級6が「快適さ・光熱費・将来の資産価値」のバランスで現実的な推奨ラインです。
Q.断熱等級を上げるといくら高くなりますか?
A.等級5→6で数十万〜150万円程度が目安です(窓・断熱材のグレードアップ)。冷暖房費の削減(年数万円)と住宅ローン控除の優遇枠、健康面の効果を考えると、長期では回収できる投資と考えられています。
Q.ZEHと断熱等級はどう違うのですか?
A.断熱等級は「熱を逃がさない性能」の等級で、ZEHは「断熱等級5以上+省エネ設備+太陽光などの創エネで、エネルギー収支を実質ゼロにする家」の基準です。ZEHは断熱等級を含む、より広い概念です。
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