断熱材の種類とは
だんねつざいのしゅるい
グラスウール・発泡ウレタン・セルロースなど。性能は厚みと施工で決まる。
断熱材の種類は家づくりの定番の悩みですが、先に結論を——性能は「素材の種類」より「厚みと施工精度」で決まります。どの断熱材にも一長一短があり、大事なのは会社がその断熱材を隙間なく施工し、気密測定で実証しているかです。
主な断熱材の特徴
- 高性能グラスウール: ガラス繊維。価格対性能の王者で防火性も高い。弱点は施工精度への依存(隙間・垂れ)と湿気対策(防湿シート必須)。丁寧な会社が使えば最強クラスのコスパ
- 吹付け硬質ウレタンフォーム: 現場で発泡させ隙間に密着。気密が取りやすく普及が進む。燃焼時のガス・経年の痩せは製品グレードによる
- セルロースファイバー: 新聞古紙由来。調湿・防音・防火に優れる多機能派。専門施工で価格は高め
- フェノールフォームなどのボード系: 薄くて高性能。外張り・付加断熱の主役(次項参照)
- ロックウール・羊毛など: それぞれ防火・調湿に個性
「素材より施工」の理由
- 断熱性能は熱抵抗値(厚み÷熱伝導率)で決まります。安い素材でも厚くすれば高性能に
- 隙間・押し込み・垂れなどの施工不良は、カタログ値を簡単に3割損なわせます
- だから確認すべきは: 「断熱材は何を・何mm? その根拠のUA値は? 気密は実測していますか?」の3点セット
選び方の実務
- 会社の標準の断熱材と厚みを仕様書で確認(壁・天井/屋根・床/基礎の3部位それぞれ)
- 「うちはウレタンだから暖かい」のような素材名だけの説明は要注意。数字(UA値・C値)で語れる会社を
- 防音や調湿など+αの価値(セルロース)、防火(グラスウール・ロックウール)など、性能以外の個性で選ぶのは合理的です。素材はどれも正解になり得る——施工の質だけが、裏切らない差です。
よくある質問
Q.結局どの断熱材が一番いいのですか?
A.「正しく施工されれば、どれも実用水準」が答えです。高性能グラスウールを隙間なく充填した家は、雑に吹いたウレタンより暖かい——素材の優劣より施工精度の差の方が大きいのが実態です。会社の得意な断熱材+気密測定の実測値で判断してください。
Q.グラスウールは安物と聞きましたが本当ですか?
A.誤解です。高性能グラスウールは価格対性能で最も優秀な断熱材の一つで、防火性・経年安定性も高水準です。「安い=悪い」ではなく、昔の薄い・雑な施工の印象が残っているだけ。厚みと施工(袋入りでなく充填+防湿シート)が適切なら一線級です。
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