敷地内の電柱・支線とは
しきちないのでんちゅうしせん
敷地の中や目の前の電柱は移設できることがある。費用と可否を確認。
敷地内の電柱・支線は、土地の「小さいが動かしがたい」先客です。駐車の邪魔・外観の残念・電磁波ならぬ心理的な引っかかり——現地チェック(別項)で見つけたら、「移設できるか」「実害はあるか」の2点で冷静に評価しましょう。
まず管理者と権利関係を知る
- 電柱のプレートで管理者(電力会社/NTT/共架)を確認。敷地内の電柱には土地使用料(年1,500円程度)が地主に支払われています(小さな実利)
- 支線(斜めのワイヤー)も同様に敷地を占有します——本柱より見落としやすい存在です
移設の現実
- 敷地内での位置ずらし: 無償対応されることも多い(申請から数か月)。「隅に寄せる」だけで駐車計画が解決するケースは多々あります
- 道路・敷地外への移設: 有償(数十万円〜)・技術的に不可の場合も。購入前に管理者へ「移設可否」を確認するのが確実です(不動産会社経由でも可)
- 新築の配置計画は「電柱が動かない前提」でまず設計し、移設できたらボーナス、が安全な段取りです
実害の評価ポイント
- 駐車動線: 車の出入りの軌跡と干渉しないか(駐車場計画の項参照)——実害の最大論点です
- 外観・窓からの景色: 玄関前・リビングの窓の正面は残念度が高い
- 鳥のフン・街灯の光・張り紙——細かな生活実害も現地で想像を
- 逆に、影響のない位置なら気にしすぎないこと。使用料をもらいながら共存している家は無数にあります
交渉材料としても
移設不可で実害のある電柱は、土地の価格交渉の正当な根拠になります(土地の値引きの項参照)。「電柱があるから」でなく「移設不可と確認され、駐車計画にこの制約が出るから」——根拠まで揃えて、静かな先客と上手に付き合ってください。
よくある質問
Q.敷地内の電柱は移動してもらえるのですか?
A.電力会社・NTTに移設を申請できます。敷地内での位置ずらしは無償対応されることも多い一方、道路への移設や大掛かりな移動は有償・不可の場合もあります。土地購入前に「移設の可否」を電柱の管理者(プレートに記載)へ確認するのが確実です。
Q.電柱があると土地は安くなりますか?
A.駐車計画や見た目に影響する位置の電柱は減額要因になり、価格交渉の根拠にもなります。逆に敷地の隅で影響がなければ実害は軽微です。電柱には敷地使用料(年1,500円程度)が支払われる小さな実利もあります。
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