ウォークインクローゼット・シューズクロークとは
うぉーくいんくろーぜっと
人が入れる衣類収納と、玄関横の靴・外物収納。
ウォークインクローゼット(WIC)とシューズクローク(SC)は、「人が入れる収納」の2大人気者です。ただし人気ゆえの誤解も——「WICにすれば収納力が上がる」は逆で、歩く通路の分だけ収納量は減ります。それでも選ぶ価値があるのはどんな時か、を整理しましょう。
WIC(衣類)の本質
- 収納量では壁面クローゼットに負けます(通路約1帖がデッドスペース)。3帖のWIC≒2帖の壁面クローゼット、が収納量の現実
- WICの価値は「中で選ぶ・着替える・見渡す」という行為の場。衣裳部屋が欲しい人には唯一の解です
- 型: I型(片側収納・幅1.8m〜)/II型(両側・幅2.2m〜)/L・U型(コーナー活用)。通路幅60cm以上を確保
- 家族の衣類を1か所に集約するならファミリークローゼット(別項)として動線接続まで設計を
SC(玄関側)の本質
- 靴+外物の「人が入れる土間収納」(前項参照)。ウォークスルー化(玄関→SC→ホール)で家族動線と来客動線が分離できるのが最大の価値
- 靴の量が標準的なら、幅広の壁面靴収納+1帖の土間収納の方が効率的なことも
共通の設計ポイント
- 可動棚+ハンガーパイプの計画(別項参照): 「入る量」は棚の設計で倍変わります
- 換気と照明: こもる空間なので換気経路と人感センサー照明を
- 扉は要らないことが多い: 人が入る収納の入口扉は開閉が邪魔になりがち。オープン+ロールスクリーンが実用解
- 湿気対策: 外壁に面するWICは壁の結露・カビに注意(家具と同じく空気の淀み対策を)
判断のフレーム
「収納量が欲しい」なら壁面型、「行為の場・動線分離が欲しい」ならウォークイン型——目的を言語化してから型を選ぶと、流行に流されない収納計画になります(収納計画の項もあわせて)。
よくある質問
Q.WICと普通のクローゼット、どちらが収納力がありますか?
A.同じ面積なら壁面クローゼットの方が収納量は多くなります(WICは人が歩く通路分がデッドスペースになるため)。WICの価値は「中で見渡して選べる・着替えられる」体験にあります。収納量が目的なら壁面型、行為の場が欲しいならWICと目的で選んでください。
Q.シューズクロークと土間収納は同じものですか?
A.ほぼ同義で使われますが、シューズクローク(SC)は靴中心のニュアンス、土間収納は外物全般を含む広い概念です。設計上大事なのは名前でなく「何をどれだけ入れるかのリスト」——中身から広さと棚を決めるのはどちらも同じです。
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