ホームシアター・シアタールームとは
ほーむしあたーしあたーるーむ
専用室からリビングシアターまで。配線の仕込みが成否の9割。
ホームシアターは、「配線の仕込みが成否の9割」の趣味空間です。機材は後からいくらでも進化しますが、天井の電源・壁内の配線・遮光は新築時の仕事——専用室の夢からリビング投影の現実解まで、段階に応じた仕込みを知っておきましょう。
2つの方向性
- リビングシアター(現代の主流): プロジェクター+100インチ級投影をリビングで。家族の日常と映画の非日常を同じ空間で切り替える発想です。機材10〜30万円+新築時の仕込み数万円で成立
- 専用シアタールーム: 遮光・防音・固定席の本格派。地下室(別項)・2階の独立室が適地。防音工事まで含めると100万円級の世界(趣味室の項参照)
新築で仕込むこと(リビングシアター編)
- 投影面の確保: 窓・エアコン・照明のない白い壁1面(またはスクリーン下地)。壁紙は白のマットで凹凸少なめが吉
- プロジェクター位置のインフラ: 天井付近に電源+HDMI用の空配管(CD管)——壁内配線で「ケーブルの見えない天吊り」が実現します(宅内LANの項参照)
- 遮光: 遮光カーテン・ハニカムスクリーン(カーテンの項参照)。昼でも見るなら1級遮光を
- 音: サウンドバーで十分始められます。サラウンド派はスピーカー配線の先行埋設を(リア用の壁内配線2本が定番)
音への配慮
- 常識的な音量なら、高断熱住宅の窓(別項)は遮音にも効くため特別な工事は不要なことが多い
- 深夜・大音量・低音重視なら専用室+防音(浮床・二重壁)の世界——寝室との位置関係(音の項参照)から設計を
照明との連携
調光ダウンライト+間接照明のシーン設定(照明計画の項参照)で「映画モード」をワンタッチに——これは設備よりも体験を左右する仕上げです。機材はいつでも買える。配線と壁だけは、いま仕込む——この一行がホームシアター計画のすべてです。
よくある質問
Q.専用室がなくてもホームシアターはできますか?
A.できます。「リビングシアター」(プロジェクター+スクリーンor壁投影+サウンドバー)が現代の主流です。新築なら①スクリーン用の壁面(窓・照明を避ける)、②プロジェクター用の天井電源とHDMI空配管、③遮光カーテン、の3点を仕込むだけで、10〜30万円の機材で立派な映画館になります。
Q.音漏れが心配です。防音はどこまで必要ですか?
A.深夜に大音量で楽しむなら専用室+防音工事(100万円級)ですが、常識的な音量のリビングシアターなら「窓を高断熱サッシに・隣家と反対側に配置」程度で実用上足ります。ヘッドホン・手元スピーカーの活用も現実解です。
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