基礎の高さとは
きそのたかさ
標準は40cm前後。床下環境・浸水・メンテナンス性に効く。
基礎の高さは、地面から基礎の天端までの立ち上がり寸法です(標準40cm前後)。地味な数字ですが、床下の点検性・湿気・シロアリ・浸水という「家の足元のリスク」すべてに効く——GL設定(別項)とセットで決める「家の腰の高さ」です。
高さの目安と意味
- 法律の最低30cm/現在の標準40cm前後——この10cmの差が、床下に人が入れるか・点検できるかを分けます(点検口の項参照)
- 40cm以上の利点: 床下メンテのしやすさ・地面からの湿気と雨はねに強い・シロアリの蟻道を発見しやすい(別項参照)
- 50cm以上に上げる場面: 浸水リスクのある土地(水害の項参照)・多雪地域・湿気の多い低地——数万〜十数万円のコスト増で買う安心です
トレードオフ
- コスト: 立ち上がりを上げる分のコンクリート・型枠費
- 玄関の段差: 基礎が高い=上がり框までの段数が増える(ポーチの階段+框。それぞれ別項参照)。バリアフリー性とのバランスで、式台・スロープの計画も
- 外観: 基礎の見える高さが変わるため、立面図での確認を
実務のチェック
- 仕様書・矩計図で「基礎立ち上がり高さ」を確認。「標準は何cmですか? この土地なら何cmを勧めますか?」——ハザードと敷地条件を踏まえた回答が返る会社は信頼できます
- 基礎パッキン(土台と基礎の間の通気部材)・水切りとセットで「足元の防御ライン」として理解を
- 外構のGL(地面の高さ)を後から上げると実質の基礎高が減る点も注意——建物と外構の高さは同時に設計です(GL設定の項参照)
家の寿命は水と湿気で決まる(家の寿命の項参照)——基礎の高さは、その最前線の「土手の高さ」です。
よくある質問
Q.基礎の高さは何cmが標準ですか?
A.地面(GL)から40cm前後が現在の標準です。法律の最低は30cmですが、40cm以上あると床下の点検がしやすく、湿気・シロアリ・浸水への余裕も増します。浸水リスクのある土地では50cm以上に上げる設計も有効です(別途コスト増)。
Q.基礎を高くするメリット・デメリットは?
A.メリットは①床下の点検・メンテのしやすさ、②湿気と白蟻リスクの低減、③浸水への強さ。デメリットは①コスト増(コンクリート量)、②玄関の段数が増える(バリアフリー性の低下)、③外観のバランスです。土地のリスクに応じて高さを決めるのが正解です。
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