基礎工事の流れと配筋検査とは
きそこうじはいきんけんさ
家の土台を作る工事。鉄筋の検査が品質の要。
基礎工事は、家の全重量を支える土台をつくる工事です。完成後は絶対に見えなくなり、やり直しも効かない——だからこそ、家づくりで最も「工事中に見る価値」がある工程です。ポイントは配筋検査。コンクリートに埋まる前の鉄筋こそ、基礎の品質そのものです。
工事の流れ(約1か月)
- ① 地縄張り・遣り方: 建物の位置と高さの基準出し
- ② 掘削・砕石・防湿シート: 地面を掘り、砕石を締め固める
- ③ 配筋: 鉄筋を図面どおりに組む ←ここが品質の心臓部
- ④ 配筋検査: 瑕疵保険の検査員が必ず検査(+会社の自主検査)
- ⑤ ベースコンクリート打設→立ち上がり打設→養生→型枠外し
施主が見るべきポイント
- 配筋のタイミングで現場へ: 鉄筋の間隔(20cm前後で整然と)、かぶり厚(鉄筋とコンクリート表面の距離。60mm程度の確保をスペーサーで)、汚れや錆の程度
- 打設後の養生: コンクリートは打った後の水分管理(養生)で強度が決まります。夏の炎天下・冬の凍結時に養生をどうするか聞いてみましょう
- アンカーボルト: 基礎と土台をつなぐ金物がまっすぐ、図面どおりの位置にあるか
聞くと品質がわかる質問
- 「配筋検査の記録(写真)はもらえますか?」
- 「コンクリートの呼び強度はいくつですか? 冬期の温度補正はしますか?」
- 「養生期間は何日取りますか?」(型枠を早く外しすぎない会社が丁寧)
専門知識がなくても、「見に来る施主」であること自体が品質管理になります。現場は見られていると締まるもの——配筋の日だけは、仕事を休んででも行く価値があります。
よくある質問
Q.基礎のコンクリートにひびを見つけました。大丈夫?
A.幅0.3mm未満の表面の細いひび(ヘアクラック)は乾燥収縮によるもので、構造上問題ないことがほとんどです。幅0.3mm以上・貫通している・鉄筋に沿って走るひびは要注意なので、写真を撮って会社に確認しましょう。
Q.施主が基礎工事で見学に行ってもいいのですか?
A.問題ありません。特に配筋完了時(コンクリートを打つ前)は、鉄筋の間隔・かぶり厚を自分の目で見られる唯一の機会です。事前に監督へ「配筋の頃に見学したい」と伝えておくと日程を教えてもらえます。
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