虫対策(蚊・ゴキブリ・シロアリ以外)とは
むしたいさくかごきぶり
侵入経路を新築時に塞ぐ。気密の高い家は虫にも強い。
虫対策(蚊・コバエ・ゴキブリなど)は、「入れない・寄せない・育てない」の3原則で設計と運用に分解できます。高気密の現代住宅は実は虫にも強い構造——残る侵入経路は「開口部の運用」と「外構の環境」です。シロアリは別項に譲り、日常の虫と家の関係を整理します。
入れない(開口部の管理)
- 網戸の正しい使い方(別項参照): 引き違い窓は「網戸は右・窓は右開け」が隙間を作らない基本。網目は24メッシュなら小虫にも有効
- 玄関・勝手口: 開けっ放しが最大の入口。ドア用網戸・素早い開閉の動線設計(ゴミ動線の項参照)
- 隙間: 高気密住宅は構造的隙間が少ない——配管まわり・換気口の防虫網の点検だけ忘れずに(換気の手入れの項参照)
- 持ち込み: 段ボール(ゴキブリの定番)・観葉植物の土——「即処分・室内に溜めない」が運用の急所です
寄せない(光の設計)
- 虫は紫外線に集まります——玄関灯・外構照明を虫の寄りにくいLED(電球色)に(外構照明の項参照)。これだけで夜の玄関の虫は激減します
- 窓の光が漏れる場所と網戸の関係も、夏の夜の快適を左右します
育てない(水と緑の管理)
- 蚊の発生源は水たまり: 受け皿・雨水枡・詰まった雨樋・放置バケツ——「家の周りに1週間続く水を作らない」が蚊対策のすべてです(雨水排水・雨樋の項参照)
- 植栽は風通しよく・外壁から離して(藪は虫の宿。植栽の項参照)。川沿いの土地は網戸と照明を一段強化(別項参照)
新築は「虫の少ない家」を仕組みで作れる最大の機会です。光・水・開口部——3つの管理を設計に織り込めば、殺虫剤の出番は激減します。
よくある質問
Q.新築なのに虫が出るのはなぜですか?
A.侵入経路は①開けっ放しの窓・玄関、②網戸の隙間・使い方の誤り、③換気口・配管まわりの隙間、④持ち込み(段ボール・観葉植物)です。新築の高気密住宅は構造的な隙間が少ないため、運用(開口部の管理)と外構(光と水)が対策の主戦場になります。
Q.設計でできる虫対策はありますか?
A.①玄関灯・外構照明を虫の寄りにくいLED(電球色)に、②窓を開けない前提の換気計画(高気密+計画換気)、③水たまりを作らない排水計画(蚊の発生源)、④植栽と外壁の距離を取る、⑤網戸の網目を細かく(24メッシュ)、が代表です。
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