ロボット掃除機前提の家とは
ろぼっとそうじきぜんていのいえ
基地の位置・段差・家具の脚。設計で「全部やってくれる家」になる。
ロボット掃除機前提の家は、「掃除を人がやらない」を設計で実現する発想です。ロボット掃除機の性能は十分に実用域——あとは家側がロボットに走りやすいかが稼働率を決めます。段差・家具の脚・基地の位置。設計段階のひと工夫で、「全部やってくれる家」になります。
設計でロボットを活かす4条件
- ① 段差レス: ロボットが越えられる段差は2cm程度まで。フラット床+引き戸(レール形状に注意)が理想。小上がり和室(30cm段差)はロボット圏外になります(承知の上で採用を)
- ② 基地(ホーム)の設計: リビング近くの収納下・階段下・TVボード下に、想定機種のサイズ+コンセントを確保。露出置きより見た目も吸引音もスマートです
- ③ 床に物がない収納計画: ロボットの敵は床置きの物。「一時置きの定位置」(バスケット・フック)を設計で用意して、床をロボットに明け渡す
- ④ 家具の脚: 高さ10cm以上の脚付き家具(ソファ・ベッド)はロボットが下に潜れて掃除面積が広がる。巾木・家具の配置も「壁際を走れるか」の視点で
細部の実務
- 配線を床に這わせない: コンセント計画(別項)で家電の位置に電源を。床のコードはロボットの最頻停止原因です
- カーペット・ラグの毛足、コード類、脱衣所のマットは相性を確認
- 水拭き対応機を使うなら、無垢床のオイル仕上げとの相性を床材選びの段階で確認
- 2階用の基地スペース+コンセントも準備しておくと将来の選択肢に
費用対効果
基地の造作+コンセントで数千〜数万円の設計投資。毎日20分の掃除が消えれば、年間120時間の創出——時短設備の中でも投資額あたりの効果は最大級です。同じ発想は食洗機・乾燥機・宅配ボックス(時短四天王)にも通じます。「人がやらなくていい家事は、家に任せる」——共働き時代の設計思想そのものです。
よくある質問
Q.ロボット掃除機の基地はどこに作ればいいですか?
A.リビング近くの収納下・階段下・造作テレビボードの下などに、幅50cm×奥行き60cm×高さ15〜20cm+コンセントを確保するのが定番です。ゴミ収集ドック付きの機種は高さ40〜50cm必要なので、想定機種のサイズで設計してもらいましょう。
Q.2階もロボット掃除機に任せられますか?
A.ロボットは階段を越えられないため、2階用にもう1台置くか、2階は普通の掃除機と使い分けるかの2択です。2階にも基地スペース+コンセントを準備しておくと、後から1台追加する選択肢が残ります。
あわせて読みたい用語
マイホームスターターでは、年収から総予算を逆算して、土地・建物・諸費用の バランスを無料でシミュレーションできます。
無料で総予算をシミュレーションする