施主検査のチェックポイントとは
せしゅけんさのちぇっくぽいんと
完成物件を受け取る前の最終チェック。遠慮せず、明るい時間に2時間。
施主検査(内覧会)は、引き渡し前に完成した家を確認し、不具合を無償で直してもらう最後の機会です。ここで見逃した傷は「入居後に付けた生活傷」と区別できなくなります。遠慮は一円の得にもなりません——明るい時間に2時間、道具を持って、全部屋を見るが鉄則です。
持ち物
- スマホ(指摘箇所を撮影)、マスキングテープ(指摘箇所に貼る)
- 図面・仕様書・打ち合わせ記録(照合用)
- 水平器アプリ、メジャー、懐中電灯(収納内・床下点検口)
- コンセントに挿す充電器(通電確認用)
チェックの実践(部屋ごとに同じ順で)
- 目線を変えて見る: 立って・しゃがんで・光を斜めから当てる。クロスの傷・床の凹みは斜光で浮き出ます
- 全部動かす: 窓・ドア・引き出し・網戸を全開全閉。鍵もすべて施錠。建具の調整不良は最多の指摘項目です
- 全部流す: キッチン・洗面・浴室・トイレの水を実際に流し、排水の匂いと水漏れ(キャビネット内)を確認
- 図面と照合: コンセントの位置と数、建具の開き勝手、棚の位置。「図面と違う」は傷より重大な指摘です
- 外回りも: 外壁の傷・汚れ、基礎のひび、雨樋、境界ブロック
指摘の作法
- 指摘箇所はテープ+写真+一覧表にして双方で共有
- 「是正完了の再確認後に引き渡し」の順番を必ず守る(是正前に残金を払うと交渉力を失います)
- 是正が引き渡しに間に合わない軽微な項目は、対応期日を文書で確定
指摘の数を遠慮する必要はありません。10〜30件の指摘は普通です。きちんと直して引き渡すのは会社の仕事であり、堂々と検査する施主の家は、現場の仕上げも丁寧になります。
よくある質問
Q.施主検査で見つけた傷は全部直してもらえますか?
A.施工起因の傷・汚れ・不具合は無償是正が原則です。ただし「どこまでが傷か」の基準は曖昧なため、気になった箇所は遠慮なく全部指摘し、対応可否を会社に判断させましょう。指摘を遠慮すると入居後の「生活傷」との区別がつかなくなり、直してもらえなくなります。
Q.検査は素人だけで大丈夫? プロに頼むべき?
A.チェックリストがあれば大半は施主だけで発見できます。より安心したい場合はホームインスペクション(5〜10万円程度)を入居前に入れる選択肢もあります。構造まで見たい場合は工事中の検査(配筋・構造)の方が効果的です。
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