新築初期の不具合あるある(床鳴り・クロスひび)とは
しんちくしょきのふぐあいゆかなり
木の乾燥収縮による軽微な不具合は正常の範囲。定期点検で直す。
新築初期の不具合——床鳴り・クロスのひび・建具の渋り——は、入居1〜2年でほぼ全戸に出る「正常な現象」です。原因は木材の乾燥収縮。新築の構造材・下地材は湿気を吐きながら1〜2年かけて落ち着くため、その動きが音や隙間になって現れます。慌てず・記録し・点検で直すが正しい付き合い方です。
よくある初期変化(正常の範囲)
- 床鳴り: 木材の収縮で床材と下地がこすれる音。数か所出るのが普通
- クロスのひび・隙間: 下地ボードの継ぎ目が動き、コーナーや天井際に髪の毛状のひびや隙間
- 建具の渋り: ドア・引き戸の建付けが季節で変わる(調整で直る)
- 木の割れる音(ピシッ): 梁や柱の乾燥割れの音。強度への影響は基本ありません
——これらは1年・2年点検でまとめて無償補修してもらうのが標準です。出るたびに凹まず、リスト化しておきましょう
心配すべきサイン(初期変化ではない)
- 雨漏り・水漏れ(天井や壁のシミ): 即連絡・即対応の案件
- 基礎の幅0.5mm超・貫通のひび、鉄筋に沿ったひび
- 床の傾きを感じる、ドアが勝手に開く/閉まる
- 排水の詰まり・逆流、換気の異常音
——これらは写真+日付の記録を取り、書面(メール)で会社へ報告。契約不適合責任・保証の対象になり得ます
実践: 不具合ノートの運用
入居したら「不具合メモ」(スマホのメモで十分)を作り、気づいた日付・場所・写真を記録。半年・1年・2年点検の前に見返して一覧で提出すれば、点検が「無料でまとめて直す日」として最大限機能します(定期点検の項参照)。クロス補修は「1年目に1回で直すより、2年点検で動きが落ち着いてから」が仕上がりがきれい、という実務の知恵も覚えておくと役立ちます。
よくある質問
Q.新築なのに床鳴りやクロスのひびが出ました。欠陥住宅ですか?
A.ほとんどの場合は欠陥ではなく、木材の乾燥収縮による正常な範囲の初期変化です。新築後1〜2年は木が水分を吐いて動くため、床鳴り・クロスの隙間・建具の渋りが出ます。1〜2年点検でまとめて補修するのが標準的な対処です。
Q.どこからが「欠陥」として心配すべきレベルですか?
A.①雨漏り・水漏れ、②基礎の幅0.5mm超や貫通のひび、③床の明確な傾き(ビー玉が転がる等)、④ドアが閉まらないレベルの建付け不良、は初期変化の範囲を超えます。写真を撮って速やかに会社へ連絡し、記録を残してください。
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