太陽光発電とは
たいようこうはつでん
屋根で発電して電気代を減らす設備。売電より自家消費の時代。
太陽光発電は、屋根で発電して電気代を減らす設備です。かつての「売電で儲ける」時代は終わり、いまは発電した電気を自分で使う(自家消費)ことで高騰する電気代を回避する、実利の設備に変わりました。東京都など設置義務化の動きもあり、新築では「付けるか」より「どう付けるか」の検討が標準になりつつあります。
いまの収支構造
- 設置費用: 1kWあたり20〜25万円前後、標準的な5kWで100〜130万円
- 売電単価は電気の購入単価より安い → 昼間に自家消費した分が最も得
- 回収期間の目安: 10年前後(日射・電気使用パターンで変動)。電気代が上がるほど短縮
- パネル寿命は25〜30年。パワーコンディショナは15年前後で交換(20〜30万円)を織り込む
新築で載せるなら設計段階から
- 屋根の形と向きで発電量が決まる: 南向きの片流れ・切妻が有利。北面設置は効率も反射トラブルの面でも避けたい
- 屋根材・保証との一体設計: 後付けより新築時の方が、雨漏りリスク(穴あけ)と保証の整合で有利
- 載せない場合も「将来載せられる屋根」(方位・強度・配管ルート)にしておくと選択肢が残ります
判断の分かれ道
- 載せる価値が高い: 日中在宅(共働きでも休日在宅・EV充電・エコキュート昼沸き上げ)、日当たり良好、電気代高騰への防衛を重視
- 慎重に: 屋根が北向き・小さい・複雑、周囲に高い建物、雪の多い地域
- 0円ソーラー(PPA): 初期費用なしで載せる方式もあります(別項参照)。契約期間の縛りと引き換えの選択肢
営業トークの「絶対得します」は前提次第です。自宅の屋根での発電シミュレーション(方位・傾斜・日射量つき)を出してもらい、数字で判断しましょう。
よくある質問
Q.太陽光は元が取れますか?
A.現在は「売電で儲ける」ではなく「自家消費で電気代を減らす」構図です。5kW・120万円前後の設置なら、電気代削減+売電で10年前後での回収が標準的な試算です(日射条件・電気の使い方で変動)。電気代が上がるほど回収は早まります。
Q.蓄電池もセットで入れるべきですか?
A.蓄電池は100〜200万円と高額で、経済性だけでは回収が難しいのが現状です。「停電への備え」という保険価値をどう評価するかで判断が分かれます。後付けも可能なので、迷うなら配線・スペースだけ準備しておく選択肢もあります。
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