樹脂サッシ・複層ガラスとは
じゅしさっし
熱を逃がしにくい窓の枠とガラス。断熱の最重要ポイント。
樹脂サッシは、窓枠(サッシ)を熱を通しにくい樹脂で作った窓です。家の熱の出入りは「冬は約5割、夏は約7割が窓」——壁の断熱材をいくら厚くしても、窓が弱ければザルです。窓は家の断熱の最重要パーツであり、樹脂サッシ+複層ガラスはその主役です。
なぜ「枠」が重要なのか
- アルミの熱伝導率は樹脂の約1,000倍。アルミ枠は冬、外の冷気をそのまま室内に伝えます
- 結露は「窓が寒い」ことの視覚化。アルミサッシの結露はカビ・ダニの温床になり、健康と建物寿命に響く
- 日本は長くアルミサッシが主流でしたが、これは世界的には少数派。寒冷国では樹脂や木製が標準です
ガラスとセットで考える
- 複層(ペア)ガラス: ガラス2枚+中間層。現在の最低ライン
- Low-Eガラス: 特殊金属膜で熱の放射を抑える。日射を採る「取得型」と遮る「遮蔽型」があり、方位で使い分けるのが設計力
- トリプルガラス: 3枚構成。断熱等級6〜7を狙うなら選択肢に
- 中間層はアルゴンガス入りが標準的。スペーサー(ガラス間の部材)も樹脂製だとなお良い
選び方の実践
- 窓の性能は「熱貫流率(U値)」で比較。数字が小さいほど高性能(樹脂+ペアで1.3〜1.9、トリプルで1.0前後)
- 予算に限りがあれば、面積の大きい窓(掃き出し窓)から優先的にグレードを上げる
- 「標準仕様はどのメーカーの何というサッシですか?」——会社選びの質問としても優秀です。窓の標準グレードは、その会社の性能への姿勢を映します。
よくある質問
Q.アルミ樹脂複合サッシではダメですか?
A.ダメではありませんが、樹脂サッシとの価格差は縮まっており(数十万円程度)、断熱性能の差は明確です。6地域(関東〜九州)でも新築なら樹脂サッシが標準になりつつあります。予算が厳しい場合は、面積の大きい窓だけでも樹脂+ペアガラスを優先しましょう。
Q.樹脂サッシは劣化しやすいと聞きましたが?
A.初期の樹脂サッシのイメージです。現在の製品は耐候性が改良され、寒冷地では40年以上の使用実績があります。アルミより熱で歪みやすい特性はありますが、通常の使用で問題になることはまずありません。
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