長期優良住宅とは
ちょうきゆうりょうじゅうたく
長く良い状態で住める家として国の認定を受けた住宅。
長期優良住宅は、「長く良い状態で住み続けられる家」として国の認定を受けた住宅です。耐震・省エネ・劣化対策・維持管理のしやすさなど複数の基準をクリアして認定されると、税制・ローン・保険・補助金の優遇がまとめて付いてくる——性能の高い家づくりをするなら、取らない理由を探す方が難しい制度です。
認定基準のポイント(戸建て)
- 耐震性: 耐震等級3(または免震等)
- 省エネ: 断熱等性能等級5以上+一次エネルギー等級6
- 劣化対策: 数世代にわたり使える構造躯体(劣化対策等級3+床下・小屋裏の点検口など)
- 維持管理: 配管の点検・清掃・交換のしやすさ
- 維持保全計画: 30年以上の点検計画を立て、記録を残すこと
主なメリット
- 住宅ローン控除の上乗せ: 借入限度額が最上位区分になり、控除の総額が増える
- 税の軽減: 登録免許税・不動産取得税の優遇、固定資産税の1/2軽減が5年(一般新築は3年)
- 地震保険: 耐震等級3なら50%割引
- フラット35の金利優遇、補助金(子育て支援系・GX系)の加算対象
- 売却時の証明力: 認定と点検記録は中古市場での強い信頼材料に
コストと注意点
- 申請費用は20〜40万円程度(会社の代行費込み)。性能自体を上げる工事費は別(もともと等級3・断熱等級5以上の会社なら追加はほぼ申請費のみ)
- 着工前の申請が必須。「長期優良住宅は標準対応ですか? 申請費はいくらですか?」は会社選びの定番質問にしてください
- 認定後は点検・記録の義務があります(手間ですが、家の履歴書として資産になります)
もともと高性能な家を建てるなら、優遇の「回収装置」として認定を取るのが合理的。トータルで数十万〜百数十万円規模の差になります。
よくある質問
Q.長期優良住宅にすると、いくら得になりますか?
A.住宅ローン控除の借入限度額の上乗せ、登録免許税・不動産取得税・固定資産税(軽減期間5年に延長)の優遇、地震保険割引(等級3なら50%)、補助金の加算などを合計すると、数十万〜百数十万円規模のメリットになる家庭が多いです。申請費用(20〜40万円)を引いても黒字になりやすい制度です。
Q.認定を取ると、あとから面倒なことはありますか?
A.計画に沿った点検・補修の実施と記録の保存が求められます(30年以上・10年以内ごとの点検)。実施しないと認定取り消し・補助金返還の可能性もゼロではありません。「記録を残す家」になることは、売却時にはむしろ強みになります。
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