工事請負契約とは
こうじうけおいけいやく
住宅会社と結ぶ「家を建てる」ための契約。
工事請負契約は、住宅会社と結ぶ「この内容・この金額・この工期で家を建てます」という約束です。売買契約(完成品を買う)と違い、まだ存在しないものを作る契約なので、「何をどこまで作るか」の記載精度がすべて。契約書に書いていないことは、原則「含まれていない」と扱われます。
契約書類は4点セット
- 工事請負契約書: 金額・工期・支払い条件・遅延時の取り決め
- 契約約款: トラブル時のルール(解除・保証・紛争解決)。小さい字ほど重要
- 設計図書: 平面図・立面図・仕様書。「どんな家か」を法的に確定させる部分
- 見積書(内訳明細): 金額の根拠
契約前に確認すべき急所
- 仕様がどこまで確定しているか: 「詳細は打ち合わせで」が多いほど、後の追加費用リスクが大きい。窓・設備・外壁の型番レベルまで固まってからの契約が理想
- ローン特約の有無と期日(本審査に落ちたら白紙解除できるか)
- 支払いスケジュール: 契約金5〜10%→着工金→上棟金→最終金が一般的。ローン実行との時間差を埋める資金繰り
- 遅延時の取り決め: 工期が遅れた場合の違約金・仮住まい費用の扱い
実践アドバイス
契約書類は契約日より前にコピーをもらい、自宅で読むこと。その場で読んで即サインは絶対に避けてください。不明点の質問に面倒がらず答えるかどうかも、会社の誠実さのリトマス試験紙になります。契約前の最終チェックリストの項もあわせてどうぞ。
よくある質問
Q.契約を急かされています。今月中に契約すべき?
A.「今月中なら値引き」「価格改定前に」は定番の営業手法です。仕様が固まっていない段階での契約は、後の変更契約で結局高くつきます。急かす理由を文書で出してもらい、それでも迷うなら見送るのが安全です。
Q.契約時に払うお金はいくらですか?
A.契約金(手付金)として総額の5〜10%が一般的です。以後、着工金・上棟金・最終金と分割で支払います。ローン実行は最後なので、それまでの支払いに自己資金かつなぎ融資が必要か、資金繰りを契約前に確認しましょう。
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