貯金はいくらあれば家を建てられる?とは
ちょきんはいくらあればいえをたてられる
フルローン時代の答えは「頭金より手元に残す額」。目安は生活費6か月+諸費用の現金分。
「貯金はいくらあれば家を建てられる?」——低金利・フルローン時代の答えは、「頭金がいくら」ではなく「手元にいくら残せるか」です。目安は「現金で動く費用+生活防衛資金(生活費6か月分)」。この線を割らないことが、建てられるかどうかの本当のラインです。
最低限必要な「現金で動くお金」
ローンが実行されるのは引き渡し時。それより前に現金が要ります。
- 手付金: 土地・建物で計50〜200万円(後で代金に充当されるが、先に現金)
- 契約時諸費用: 印紙代・仲介手数料の半金など数十万円
- 入居関連: 引っ越し・カーテン・エアコン・家具家電で50〜150万円
- ※諸費用(登記・ローン費用・保険)は諸費用込みローンで賄える銀行が多い
残すべき「生活防衛資金」
- 生活費6か月分(月30万円の家庭なら180万円)は聖域。病気・失職・産休で収入が揺れても、家計とローン返済を守る保険です
- 子どもの進学など2〜3年内の確定出費も別枠で確保
モデルケース(4人家族・生活費月30万円)
- 現金で動く費用: 150〜250万円
- 生活防衛資金: 180万円
- → 貯金400〜500万円が「安心して建てられる」目安。それ以下でも建てられますが、余裕の薄さは金利や仕様より大きなリスクになります
貯金が目安に届かないとき
- 時期をずらして貯める(年100万円ペースなら1〜2年)——建て時の項も参照
- 親の援助の相談(非課税特例の項参照)
- 物件規模の見直し(土地・延床のダウンサイズは数百万円効きます)
「頭金2割」の旧常識に縛られる必要はありません。ただし手元ゼロで建てた家は、幸せの器ではなく不安の器になります。シミュレーターでも「残す現金」を先に決めてから、総予算を逆算してみてください。
よくある質問
Q.貯金200万円でも家は建てられますか?
A.諸費用込みローン+手付金を少額交渉すれば不可能ではありませんが、生活防衛資金がほぼ残らない綱渡りになります。「建てられるか」より「建てた後に安全か」で考えると、もう1〜2年の貯蓄期間を挟む選択も含めて検討する価値があります。
Q.頭金ゼロと貯金ゼロは違うのですか?
A.全く違います。頭金ゼロ(フルローン)は戦略としてあり得ますが、貯金ゼロは危険です。ローン実行前に現金で動くお金(手付金・契約金)と、入居時の家具家電・引っ越し費、そして生活防衛資金は、フルローンでも必要だからです。
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