変動金利とは
へんどうきんり
市場に合わせて半年ごとに見直される住宅ローン金利。
変動金利は、世の中の金利情勢に合わせて半年ごとに見直されるタイプの住宅ローン金利です。固定金利より低く始められるため、日本では最も選ばれている方式ですが、将来の金利上昇リスクを借りる側が引き受ける仕組みでもあります。
仕組みを正しく知る
- 基準は銀行の短期プライムレート(日銀の政策金利に連動)。日銀が利上げすると数か月遅れで追随します
- 適用金利=店頭金利(2.475%など)−優遇幅(▲2%前後)。優遇幅は完済まで維持されるのが一般的で、上がるのは店頭金利側です
- 多くの銀行には5年ルール(返済額は5年間据え置き)と125%ルール(見直し後も1.25倍まで)がありますが、これは先送りの仕組みで、利息は新金利で発生し続けます(未払利息のリスクも)
変動金利に向いている人
- 借入額に余裕があり、金利が上がったら繰り上げ返済で対抗できる人
- 共働きなどで家計の変化対応力が高い人
- 差額(固定との金利差分)を貯蓄・運用に回す規律がある人
選ぶ前のセルフチェック
- 金利が+2%になった場合の返済額を計算して、払えるか確認したか
- 5年・125%ルールの有無を確認したか(ネット銀行にはないことも)
- 「みんな変動だから」以外の、自分の理由を言えるか
金利タイプの選択は損得の賭けではなく、リスクを誰が持つかの選択です。不安が大きいなら、多少高くても固定で「眠れる夜」を買うのも立派な正解です。
よくある質問
Q.変動金利は今後上がりますか?
A.正確な予測は誰にもできません。日銀の政策金利に連動するため、金融政策のニュースが判断材料になります。大切なのは予測を当てることではなく、「金利が2%上がっても返済を続けられる借入額」にしておくことです。
Q.変動と固定、どちらを選ぶ人が多いですか?
A.近年は7割以上が変動金利を選んでいます。ただし多数派が正解とは限りません。金利上昇時に繰り上げ返済できる余力がある人は変動向き、返済額を確定させたい人・ぎりぎりの借入の人は固定向きです。
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