固定金利とは
こていきんり
借りたときの金利がずっと(または一定期間)変わらない方式。
固定金利は、借入時の金利が完済まで(または一定期間)変わらない方式です。代表格が全期間固定の「フラット35」。変動金利より高めの金利を払う代わりに、金利上昇リスクを金融機関側が引き受けてくれる仕組みです。
種類を整理する
- 全期間固定(フラット35・銀行の超長期固定): 完済まで返済額が1円も変わらない。人生設計が立てやすい
- 当初固定型(10年固定など): 当初期間だけ低め固定。期間終了後は変動か再固定を選ぶが、優遇幅が縮小して実質値上がりする商品が多い点に注意
固定金利の価値は「保険」
変動との金利差(例: 0.5〜1%)は、金利上昇に対する保険料と考えると判断しやすくなります。3,500万円・35年で金利差0.7%なら総額約500万円の「保険料」。これを高いと見るか、35年間の安心の対価と見るかは、家計の余力と性格次第です。
固定を選ぶときの実務ポイント
- 固定金利は長期金利(10年国債)に連動し、日々動きます。申込時ではなく実行時の金利が適用される銀行が多いため、引き渡しまでの金利変動も見込んでおく(フラット35も実行時金利)
- 団信の扱いを確認(フラット35は団信の仕組みが銀行ローンと異なる)
- 繰り上げ返済の手数料・最低額もチェック
迷ったら「どちらが得か」ではなく「どちらなら安心して暮らせるか」。家は投資商品ではなく生活の器——精神的な安定も立派なリターンです。
よくある質問
Q.固定金利はどんな人に向いていますか?
A.①返済額を確定させて教育費などの計画を立てたい人、②借入額が収入に対して大きめの人、③金利上昇のニュースで不安になりたくない人に向いています。「安心を金利差で買う」のが固定金利の本質です。
Q.10年固定はお得ですか?
A.当初10年は全期間固定より低い金利にできますが、11年目に優遇幅が縮小して返済額が上がる商品が多く、「10年後の金利」という不確実性が残ります。10年以内に大きく繰り上げ返済できる見込みがある人には合理的です。
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