契約前の最終チェックリストとは
けいやくまえのさいしゅうちぇっくりすと
サインの前に10項目。1週間の熟慮期間を取るのが最強の防御。
契約前の最終チェックは、家づくりで最も費用対効果の高い1週間です。契約書にサインした瞬間、交渉力は施主から会社へ移ります。「あとで決めましょう」を残したままの契約は、競争のない追加見積もりの入口。以下の10項目を確認してからサインしてください。
契約前チェックリスト10項目
- ① 仕様の確定度: 窓・断熱材・キッチン・浴室・外壁が「メーカー名+型番」まで決まっているか。「同等品」の頻出は黄色信号
- ② 見積もりの内訳: 高額項目に「一式」がないか。別途工事(地盤改良・外構・照明・カーテン)の予算取りは現実的か
- ③ 総額: 本体+付帯+諸費用+税で、支払い総額がいくらか文書で確認
- ④ ローン特約: 本審査に落ちたら白紙解除できるか。期日は十分か
- ⑤ 支払いスケジュール: 契約金・着工金・上棟金・最終金の額と時期。つなぎ融資の要否
- ⑥ 工期: 着工日・引き渡し予定日と、遅延時の取り決め(違約金・仮住まい費用)
- ⑦ 変更のルール: いつまで・どの範囲の変更が可能か。変更時の見積もり提示方法
- ⑧ 保証とアフター: 瑕疵保険+会社独自保証の内容、定期点検の年次
- ⑨ 契約書類一式の事前入手: 契約書・約款・図面・仕様書を契約日の前にもらって自宅で読む
- ⑩ 熟慮期間: 提示から1週間おく。急かされたら、その理由を文書で求める
心構え
注文住宅の契約にクーリングオフは原則適用されません(自ら会社に出向いた契約のため)。サイン前の1週間は、サイン後の1年より価値がある——迷いが残るなら、その迷いを全部質問にぶつけてから決めましょう。誠実な会社なら、慎重な施主を歓迎します。
よくある質問
Q.「今月中の契約で値引き」と言われています。急ぐべき?
A.決算期の値引き自体は実在しますが、仕様が固まっていない契約はその値引き額以上の追加費用を生みがちです。「この条件を文書にして来月まで有効にしてください」とお願いし、応じない場合はそのまで縁だったと考えるのが安全です。
Q.契約後に間取りは変えられますか?
A.変更契約で変えられますが、競争のない状態での追加見積もりになるため割高になりがちです。間取りと主要仕様は契約前に固め切るのが原則。「契約後にゆっくり決めましょう」は会社側に有利な進め方だと知っておきましょう。
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