カーテンのいらない窓計画とは
かーてんのいらないまどけいかく
型ガラス・高窓・中庭で「隠す道具」を不要にする設計。
カーテンのいらない窓計画は、「視線を遮る道具(カーテン)」を買う前に、「視線が入らない窓」を設計するという順番の逆転です。カーテンは実は高価(全窓で20〜40万円)で、開け閉めという家事を毎日2回発生させる——設計でカーテンを減らすことは、予算と暮らしの両方に効きます。
カーテンを不要にする4つの技
- ① 型ガラス(前項参照): 水回り・道路側の窓は型ガラスにするだけでカーテン不要に。最も安く簡単な第一手
- ② 高窓・地窓(次項参照): 視線の高さを外して光だけ採る。壁の上部・下部の窓は、外から室内が見えません
- ③ 窓の配置と高さ: 隣家の窓・道路からの視線の「矢印」を配置図に描き、矢印と交差しない位置・高さに窓を計画する(窓の配置の項参照)
- ④ 外構との連携: 目隠しフェンス・植栽・中庭(コートハウス)で「視線が届かない外部」を作れば、大きな透明窓もカーテンレスで開放できます(それぞれ別項参照)
効果の実感
- 光と開放感が常時: カーテンを閉めた南向きリビングより、カーテンのない北向きの窓の方が明るい——「開けていられる」ことが最大の採光装置です
- 費用: カーテン予算の削減分で、型ガラス指定・高窓の追加は十分まかなえます
- 家事の削減: 毎日の開閉・年数回の洗濯・ホコリ掃除が窓の数だけ減ります
残す窓との共存
- リビングの掃き出し窓など「外とつながる大窓」は、夜の断熱・遮光も兼ねてカーテンやハニカムスクリーンを残すのが現実的(カーテン計画の項参照)
- 寝室は遮光の必要から窓装飾が残りがち——高窓化すれば遮光カーテンすら不要にできます
設計の初期に「カーテンをなるべく無くしたい」と一言伝えるだけで、窓計画の提案は変わります。窓とカーテンを別々に考えない——この統合こそ、窓辺の質を決める設計思想です。
よくある質問
Q.カーテンをなくすと何が良いのですか?
A.①開けっ放しでも視線が気にならない=光を常に取り込める、②カーテン代(全窓で20〜40万円)の削減、③開け閉めの家事と洗濯・ホコリの手入れが消える、④窓辺がすっきり見える、の4点です。「隠す道具」を買う前に「隠さなくていい窓」を設計する発想です。
Q.全部の窓をカーテンレスにできますか?
A.現実的には「リビングの掃き出し窓など、外とつながる大きな窓」はカーテン(またはスクリーン)が残ることが多いです。目標は全廃ではなく、「カーテンが必要な窓を半分に減らす」こと。それだけで暮らしと予算が大きく変わります。
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