延床面積・建坪とは
のべゆかめんせき
全フロアの床面積の合計(延床)と、1階部分の面積(建坪)。
延床面積は全フロアの床面積の合計、建坪(建築面積)は建物を真上から見た面積(ほぼ1階の面積)です。この2つは家の広さ・価格・法規制のすべてに関わる基本用語——ここが曖昧だと、坪単価の比較も間取りの検討も足元から狂います。
3つの面積を区別する
- 延床面積: 1階+2階(+3階)の床面積合計。家の広さと価格の基準。容積率の計算に使用
- 建築面積(建坪): 真上から見た水平投影面積。建ぺい率の計算に使用。総二階なら1階=建坪
- 施工面積: 延床に、吹き抜け・バルコニー・ポーチなども加えた「工事した広さ」。坪単価を安く見せる分母に使われがち(別項参照)
実務での使い方
- 土地探し: 「建坪=延床÷階数」から必要な敷地を逆算。延床35坪の総二階なら建坪17.5坪→建ぺい率60%で約30坪の敷地が建物に必要(+駐車場・庭)
- 価格比較: 坪単価は「総額÷延床面積」で自分で計算し直す(会社によって分母が違うため)
- 広さの感覚: 延床30坪=約99平米=3〜4LDKが標準的な広さ感(坪数別の目安は別項参照)
延床に「入らない」空間を活かす
- 吹き抜け・ロフト(高さ1.4m以下)・奥行き2m以内のバルコニー・ポーチは延床面積に不算入
- 容積率が厳しい土地では、この「入らない空間」が広さの体感を稼ぐ切り札になります(床面積に入るもの・入らないものの項で詳説)
図面や広告で面積の数字を見たら、「これは延床? 建築面積? 施工面積?」と一拍置いて確認する——この習慣だけで、広さと価格の情報リテラシーは一気に上がります。
よくある質問
Q.延床面積と建坪はどう違うのですか?
A.延床面積は全フロアの床面積の合計、建坪(建築面積)は建物を真上から見た1階部分の面積です。「延床35坪・建坪18坪の2階建て」のように使います。建ぺい率の計算に使うのは建坪、容積率と価格の目安に使うのは延床です。
Q.広告の「延床面積」に含まれない場所はありますか?
A.吹き抜け・バルコニー(奥行2mまで)・ポーチ・ロフト(1.4m以下)・ビルトインガレージの一部などは延床に入りません。逆に「施工面積」はこれらを含む広い数字なので、坪単価の比較では必ずどちらの面積かを確認してください。
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