耐震等級とは
たいしんとうきゅう
地震への強さを3段階で表す指標。等級3が最高。
耐震等級は、住宅の地震に対する強さを3段階で表す指標です(住宅性能表示制度)。等級1が建築基準法ぎりぎりの最低ライン、等級3が最高等級。家族の命と、地震後の暮らしを守る「家の基礎体力」を示す数字です。
等級の意味を正しく知る
- 等級1: 震度6強〜7で「倒壊しない」水準。ただし損傷は許容されており、大地震後に補修や建て替えが必要になる可能性がある
- 等級2: 等級1の1.25倍。学校・病院と同等
- 等級3: 等級1の1.5倍。消防署・警察署と同等。熊本地震(震度7×2回)では等級3の木造住宅の約9割が無被害だったという調査があります
等級3を選ぶ実利
- 地震保険が50%割引(等級2は30%)——35年分では数十万円の差
- 大地震後も住み続けられる可能性が高い=仮住まい・二重ローンのリスク回避
- 売却時の資産価値の証明になる(性能評価書とセットで)
会社選びでの確認ポイント
- 同じ「等級3」でも、簡易な壁量計算か、詳細な許容応力度計算かで信頼性が違います。「許容応力度計算をしていますか? 計算書はもらえますか?」まで踏み込んで質問を
- 「等級3相当」は第三者評価なしの自己申告。保険割引にも使えないため、評価書の有無を確認
- 間取りの要望(大開口・吹き抜け)は設計の早い段階で伝えると、構造と両立させやすくなります
よくある質問
Q.耐震等級3は必要ですか? 等級1でも法律は満たしていますよね?
A.等級1は「倒壊しない(=命は守る)」水準で、大地震後に住み続けられるかは別問題です。熊本地震では等級3の住宅の大半が無被害だった調査結果があり、「地震後も自宅で生活を続ける」ためには等級3が現実的な目標です。
Q.耐震等級3にすると間取りは制限されますか?
A.壁や柱の配置に一定の制約は生まれますが、設計力のある会社なら大開口・吹き抜けと等級3の両立は十分可能です。希望の間取りを伝えたうえで「この間取りで等級3を計算で出せますか」と確認しましょう。
Q.「耐震等級3相当」と言われました。等級3と同じですか?
A.違います。「相当」は第三者機関の評価書を取得していない自己申告です。地震保険の割引や売却時の証明には使えません。評価書の取得可否を確認することをおすすめします。
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