室内窓とは
しつないまど
部屋と部屋の間の窓。光と気配を通しつつ、音とにおいは仕切る。
室内窓は、部屋と部屋の間の壁に設ける窓です。外の窓が「外界との接続」なら、室内窓は「家の中の光と気配の再配分装置」——窓のない廊下に光を、独立した部屋に家族の気配を届けながら、音とにおいはほどよく仕切る。閉じると孤立、開けると筒抜け、のジレンマを解く中間解です。
効果と定番の配置
- 光のおすそ分け: 明るいLDK→窓のない廊下・階段・洗面へ。照明に頼らない昼の明るさが生まれます(北側の部屋の救済にも)
- 独立キッチン×リビング(別項参照): 壁で仕切りつつ、窓越しに会話と気配。セミクローズドの主役装置です
- 書斎・ワークスペース: こもって集中しつつ、家族の様子は見える——在宅勤務時代の人気配置
- 子ども部屋・プレイスペース: 目が届く安心と、個室感の両立
デザインの魅力
- 黒フレームの格子窓・アイアン風・木枠——室内窓は「壁のアクセント」としても強力で、カフェのような表情を作ります
- ガラスは透明(視線を通す)か型ガラス(光だけ)かを目的で選択(型ガラスの項参照)
実務の注意
- 耐力壁には開けられない: 構造上の壁は不可。間取り設計の早い段階で希望を(ニッチと同じ理屈です)
- 防音・気密は壁より弱くなる: 寝室と音源(リビング)の間に付けると、音の通り道に。「音を仕切りたい壁」には付けないのが原則(音の項参照)
- 開閉式は掃除・網戸・落下防止(子ども)の確認を。FIXで足りるならFIXが安価で高性能です
- 費用は既製品で3〜10万円、造作で5〜15万円程度
「壁にするか、開けるか」の二択に、「窓にする」という第三の答え。間取りの行き詰まりをほどく小さな名脇役です。
よくある質問
Q.室内窓はどこに付けると効果的ですか?
A.①窓のない廊下・階段への「光のおすそ分け」、②独立キッチンとリビングの間(気配の接続)、③書斎・ワークスペースの壁(こもりつつ孤立しない)、が三大定番です。「暗い場所に光を、閉じた場所に気配を」が配置の原則です。
Q.室内窓は開くタイプと固定、どちらがいいですか?
A.目的次第です。光と視線だけならFIX(固定)が安価で気密・防音も有利。通風や会話も欲しいなら開閉式(横軸回転など)を。開閉式は使わなくなることも多いため、迷ったらFIX+ドアの開放で足りるか検討を。
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