産休・育休中の住宅ローンとは
さんきゅういくきゅうちゅうのじゅうたくろーん
審査は可能な銀行が多い。復帰前提の収入をどう見るかが銀行で違う。
産休・育休中の住宅ローンは、「審査に通るか」と「返していけるか」の2つの論点があります。子の誕生は家を建てる最大のきっかけ——だからこそ、育休と住宅ローンが重なるのは自然なこと。銀行ごとの扱いの違いと、無理のない設計を知っておきましょう。
審査の実際(銀行で大きく違う)
- 多くの銀行で申込可能: 「復職予定」を前提に、育休取得証明+復職(見込)証明を提出し、休業前の年収または復帰後の見込み年収で審査するのが標準形
- 扱いの差: 休業前の満額で見る銀行/時短勤務後の収入で見る銀行/復職後の給与実績(数か月分)を求める銀行——この差が借入可能額を数百万円変えます。複数行への事前審査が特に有効な属性です
- ペアローン・収入合算で育休中の収入をどうカウントするかも銀行次第(別項参照)
「返せる設計」の原則
- 1人の収入でも家計が回る借入額に: 産休・育休・時短・二人目——収入の谷は数年単位で続き得ます。世帯満額前提の借入は最も苦しくなる典型です(ペアローンの項参照)
- ボーナス払いは使わない(別項参照)・生活防衛資金は厚めに(6か月分+α)
- 育休給付金は非課税で手取りは意外と保たれますが、復帰後の時短収入での家計シミュレーションまでやっておくと安心です
タイミングの考え方
- 「育休中に建てる」は、打ち合わせ時間を確保しやすい実利もあります(復職後の打ち合わせは大変)
- 審査面で不利が出る場合は、復職後6か月〜1年まで待つと選択肢が広がることも
- 妊娠・出産を理由にした融資の門前払いは本来あってはならないもの——対応の悪い銀行は他行へ。家族の人生設計に伴走してくれる銀行を選ぶ気持ちで臨んでください
よくある質問
Q.育休中でも住宅ローンの審査は通りますか?
A.通る銀行は多くあります。復職予定(育休証明書・復職後の見込み収入証明)を前提に、休業前の年収で審査する銀行、復帰後の時短収入で見る銀行など、扱いは銀行ごとに大きく違います。複数行への相談が特に効く属性です。
Q.育休中の収入減で返済が不安です。組み方の工夫はありますか?
A.①1人の収入だけでも払える借入額に抑える、②育休期間中の返済額を軽くする設計(ボーナス払いなし・返済額軽減型の繰り上げ余地)、③貯蓄を厚めに残す、の3点です。ペアローンでフルに借りる設計は、産休・育休・時短で最も苦しくなるパターンです。
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