施主支給とは
せしゅしきゅう
照明やカーテンなどを自分で購入して取り付けてもらうこと。
施主支給は、設備や部材を施主が自分で購入し、会社に取り付けてもらうコストダウン手法です。ネット通販と会社経由の価格差を取りに行く——ただし「責任」と「工程」の切り分けという代償があり、向く品・向かない品の見極めが成否を分けます。
向いている品(定番)
- 照明器具: 引掛シーリングの器具は自分で付けられ、価格差も大きい——施主支給の王様です
- カーテン・ロールスクリーン(別項参照)・タオル掛け・ペーパーホルダー・ミラーなどの小物
- 宅配ボックス・表札・ポスト(外構系)・エアコン(本体支給+工事は要調整。別項参照)
- 共通点: 取り付けが単純・不具合時の責任が明確・納期が読める
向いていない品
- キッチン・浴室・トイレなどの水回り設備: 施工と保証が一体で、不具合時に「商品か施工か」で揉める典型。会社経由が無難です
- 窓・玄関ドア・断熱材など建物性能に関わる部材: 論外に近い領域
- 納期が読めない海外取り寄せ品(工程を止めるリスク)
実務のルール
- 契約前に「支給可能な範囲」を確認: 会社ごとにルールが違います(取り付け費の別途請求・支給品の保証免責など)
- 納期はマージンを持って: 支給品の遅れは工程遅延=自分の首を絞めます
- 保証の切り分けを書面で: 「支給品の商品不具合は施主(メーカー)、取り付け不良は会社」が標準的な整理です
期待値の調整
施主支給の節約は数万〜十数万円が現実的なレンジ——数百万円が動く面積・仕様の議論(コストダウンの項参照)の後の、仕上げの節約と位置づけましょう。手間を楽しめる人には、家づくりの参加感という副産物もあります。
よくある質問
Q.施主支給で安くなるのはどんなものですか?
A.照明器具・カーテン・タオル掛けやペーパーホルダー・宅配ボックス・エアコン(工事の切り分け要)など、「取り付けが単純で保証の切り分けが明確なもの」が向いています。ネット価格と会社経由の差が大きい品ほど効果的です。
Q.施主支給を嫌がる会社もあると聞きました
A.あります。理由は①責任の切り分け(不具合時にどちらの責任か)、②工程管理(納品遅れが工事を止める)、③会社の利益減、の3つです。「支給可能な範囲のルール」を契約前に確認し、水回り設備など会社が難色を示すものは無理をしないのが円満な使い方です。
あわせて読みたい用語
マイホームスターターでは、年収から総予算を逆算して、土地・建物・諸費用の バランスを無料でシミュレーションできます。
無料で総予算をシミュレーションする