被災したら住宅ローンはどうなる?とは
ひさいしたらじゅうたくろーんはどうなる
家が壊れてもローンは残る。保険と被災ローン減免制度を知っておく。
被災したら住宅ローンはどうなるか——答えは残酷で、家が壊れてもローンは消えません。これが「二重ローン問題」。だからこそ、事前の保険と、事後の救済制度の両方を知っておくことが、災害大国で家を持つ人の必修知識です。
原則: 債務は残る
- 住宅ローンは「家を担保にした借金」であって「家の保険」ではありません。全壊しても残高はそのまま
- 住み続けられない家のローン+新しい住居費=二重ローンが、被災後の生活再建の最大の壁になります
事前の備え(2層)
- ① 地震保険(別項参照): 残高の一部をカバーする「生活再建資金」。耐震等級3なら半額で入れます。水害は火災保険の水災補償で
- ② そもそも壊れない家: 耐震等級3・立地のリスク回避(ハザードマップの項参照)——最大の保険は家の性能と土地選びです
事後の救済制度(知らないと使えない)
- 自然災害債務整理ガイドライン: 災害救助法適用の災害で返済困難になった場合、破産せず・信用情報に傷を付けずにローンの減免を受けられる制度。一定の財産(義援金・当面の生活費等)を残せ、弁護士の支援が無料——被災時は「ガイドラインを使いたい」と借入先の銀行へ
- 返済条件の変更(リスケ): 一時的な収入減なら据え置き・期間延長の相談を(別項参照)。被災時は各行が特別対応の窓口を設けます
- 公的支援: 被災者生活再建支援金(最大300万円)・応急修理制度・災害復興住宅融資(低利)なども併用できます
行動の型(被災したら)
- ① 罹災証明書の取得(市町村)——すべての支援の入口です
- ② 保険会社へ連絡(写真記録を残す。保険の項参照)
- ③ 返済を止める前に銀行へ相談(無断の滞納だけは避ける)
- ④ ガイドライン・公的支援は弁護士会・自治体の無料相談で
「ローンは消えない。でも、押し潰されない仕組みはある」——この一行を、家族の防災メモの片隅に加えておいてください。
よくある質問
Q.地震で家が全壊したら、ローンは払わなくてよくなりますか?
A.残念ながらローンは残ります(建物が滅失しても債務は消えない)。これが「二重ローン問題」の正体です。備えは地震保険(残高の一部をカバー)と、被災後は「自然災害債務整理ガイドライン」による減免申請——この2つを知っているかで、再建の道筋が大きく変わります。
Q.自然災害債務整理ガイドラインとは何ですか?
A.災害救助法が適用される災害で返済困難になった人が、破産せずに(信用情報に傷を付けずに)ローンの減免を受けられる制度です。一定の財産を手元に残したまま、弁護士(無料)の支援で銀行と調整できます。被災したら「ガイドライン」と銀行に伝えることを覚えておいてください。
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