登記簿(登記事項証明書)の見方とは
とうきぼとうきじこうしょうめいしょ
土地の履歴書。所有者・面積・抵当権を600円で誰でも確認できる。
登記簿(登記事項証明書)は、土地・建物の「戸籍」にあたる公的な記録です。所有者・面積・担保の有無——不動産の身元情報がすべて記載され、誰でも数百円で取得できる。土地購入の検討段階で「自分で裏を取る」ための、最も基本的な公開情報です。
3部構成の読み方
- 表題部: 所在・地番(住居表示とは別物。別項参照)・地目(宅地/田畑など。別項参照)・地積(面積——実測と違うことも。公簿売買の項参照)
- 権利部・甲区: 所有者と所有権の移転履歴。「売主は本当に所有者か」の確認はここ
- 権利部・乙区: 抵当権などの担保。売主のローンの抵当権は決済時に抹消されるのが通常ですが、複数の担保・差押えの記載がある物件は事情の確認を
取得の実務
- 法務局の窓口・郵送・オンライン(登記情報提供サービスなら数百円で即時閲覧)で誰でも取得可
- 必要なのは地番(住居表示ではない): 不明ならブルーマップ・法務局で照会できます
家づくりでの登場場面
- 土地の検討段階: 所有者・面積・担保を自分の目で確認(重説の裏取り)
- 決済時: 所有権移転・抵当権設定の登記(登記の項参照)。完了後の登記簿で「自分が所有者・銀行の抵当権」を確認
- 完済時: 抵当権抹消(権利証の項参照)後の確認
- 実家・相続の場面でも「登記の現在地」の確認から始まります(空き家の項参照)
「登記簿を自分で読める」は、不動産リテラシーの基礎体力。気になる土地が出たら、まず数百円で身元調査——この習慣が、あなたを「言われるまま」の買い手から卒業させます。
よくある質問
Q.登記簿は誰でも見られるのですか?
A.はい。登記事項証明書は法務局(窓口・オンライン)で誰でも取得できます(1通数百円)。気になる土地の所有者・抵当権・面積を、購入検討の段階で自分で確認できる公開情報です。
Q.登記簿のどこを見ればいいですか?
A.①表題部(所在・地番・地目・面積)、②権利部甲区(所有者と移転の履歴)、③権利部乙区(抵当権などの担保)の3部構成です。乙区に多数の抵当権が付いている・所有者が頻繁に変わっている土地は、事情を確認する価値があります。
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